降誕物語りの辿った道 2020-12-06 23:09:05 | 聖書 [左の建物はベツレヘムを表している] クリスマスの楽しい雰囲気に水を差すようであるが、キリスト降誕の物語りについて現代人としての理解を持つことも自然なことであると思い、敢えて降誕物語り成立の背景を記しておきたい。 マルコになかった降誕物語りがマタイの最初の2章に、次いでルカの第2章で短く紹介される。十字架後、イエスが救い主であると気づいた弟子たちが回顧的解釈を施し、福音書記者がイエスの誕 . . . 本文を読む