小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



この時季、客先で紅葉の話題になることが多く、周辺の紅葉スポットについて情報交換したりする。今年、ある方から南足柄にあるアサヒビール神奈川工場内の並木の紅葉が綺麗だったと聞き、先週の土曜日に出かけた。南足柄市怒田にあるアサヒビール神奈川工場。2002年に竣工して10年が経つが、工場内に入るのは今回が初めて。今まで工場前を何度か通ったことがあるが、ガードマンが入口に立っていたりするので、てっきり工場見学の予約客しか入場できないものと思い込んでいた。実際には、工場内に庭園なども整備されているので、誰でも入ることが出来る。工場の入口からゲストハウスまでメタセコイアの並木が続いている。午後3時過ぎに訪れたのでだいぶ日が傾いてしまっていたが、西日に照らされたオレンジ色の葉が綺麗だった。ゲストハウスの前はカンブリヌスの丘と名付けられている庭園になっており、ゆるやかな丘陵地に池や遊歩道が整備されていた。メタセコイアは道路沿いだけでなく庭園内にも何本か植栽されている。カンブリヌスの丘の遊歩道をカメラ片手にのんびりと散策。思っていたよりも工場敷地内は綺麗で、どちらかというと美術館のような雰囲気。色々と興味をそそる風景が沢山あった。水鏡に映るメタセコイアの並木。このメタセコイアの並木はまだ若木のようなので、これから年々大きくなってこの季節に見事な紅葉を見せることだろう。写真を撮っていると、ゲストハウスから工場見学を終えた人々の陽気な声が耳に入る。工場見学の最後に無料のビールの試飲があるので、ほろ酔い加減の人が多いようだ。ビールを飲んで、こんな風景の中を散策したらさぞかし楽しいだろうが、誰かに連れてきてもらわないと叶わない。今度はパンを持って立ち寄ろう。

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