小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



これからの高齢化社会を反映してか、公園にある遊具が、高齢者向けのリハビリ器具のようなものに置き換わっている。今年行われた浜町第一公園の遊具更新でも3種類の器具が設置された。先日、成田地内の公園に立ち寄ったところ、その公園にもリハビリ器具のような遊具が4つほど設置されていた。小田原市成田の穴部国府津線の金瀬川橋から下流にある三菱化学までの区間の金瀬川沿いは遊歩道が整備されている。その遊歩道の下にあるのが金瀬川緑道公園。幅は5mほどの狭い公園だが緑道に沿って鰻の寝床のような敷地に遊具とベンチが置かれている。金瀬川緑道公園に設置されている遊具は5種類で、1種類は幼児向けのリンク遊具で残りの4種類は最近設置されたと思われる高齢者向けの健康器具。一番端に設置されている器具は「ダブル踏み台昇降」という名称で、手すりの中に段違いのステップが2つ地面に固定されている。あまりのシンプルさに、どのように使えば良いのか分からず。近くにあった説明番を読むと手すりを掴んで、ステップの上り下りを繰り返すための器具。足首と膝の柔軟性のアップと足腰の筋力アップに効果があるようだ。ダブル踏み台昇降の横に設置されているのが、浜町第一公園にも設置されている「ふみいたストレッチ」。踏み板に片足を乗せてストレッチをするためだけの器具。ふみいたストレッチの横に設置されているのが、こちらも浜町第一公園にも設置されている「ぶらぶらストレッチ」。3段階のバーが両側に取り付けられていて二人同時使用も可能。バーにつかまり腿をあげ10秒ほどぶらさがるのが目安とのこと。二人同時にぶら下がり、どちらが長時間腿を上げられているかの競争も出来る。実際にぶらさがっているだけだと物足りないので、懸垂を10回ほどしたら良い筋トレになった。そして反対側の端に置かれているのが「うであげアーチ」大小2つのパイプがアーチ状になって平行に置かれていて、何か青い部品がパイプにはめられている。この「うであげアーチ」も使い方が分からないので説明板を読む。パイプにはまったコマを片手で掴み、反対側まで離さずに移動させる器具で腕・肩の柔軟性に効果があるようだ。コマを掴み実際にやってみた。身体には効果があるのかも知れないが、一向に楽しくない。公園の遊具は子供向けという先入観があるので、最近導入されているこのような遊具を見かけると、かなり違和感を感じる。しかし、これからは高齢者が多くなるので公園も年寄りの憩いの場やリハビリの場として変わっていくのかもしれない。30年後の小田原市内の公園にはどのような遊具が置かれていることだろう。

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