小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原城址公園の二の丸堀では数年前から、春と秋の週末にボート遊びが出来るようになっている。お堀端からの風景は年間を通していつでも撮れるが、ボートに乗っての風景は期間限定なので、先日ボートに乗ってお堀の風景を撮影した。春と秋の週末にお堀deボートという貸しボートが営業している。運営はお堀端商店街振興組合によるもので、1回500円で30分間ボートに乗ることが出来る。早速ボートを借りてお堀へと漕ぎ出す。ボートには最大4人ほどまで乗る事が出来るようだが、一人で借りて漕ぎながら写真を撮っていく。時間制限のほかに、監視員から見える範囲しか行ってはいけないとのことでめがね橋の先と隅櫓横へは立ち入り禁止。慣れないボート漕ぎに四苦八苦しながらようやく学橋近くへ。ここまで5分ほどかかった。見慣れた学橋も下から見ると新鮮に見える。学橋の下をくぐりながら学橋の構造を撮影。5本のH鋼の橋桁がわたされていた。今回ボートを借りて一番撮影したかったのがこの学橋を下から見た写真。学橋を横切りめがね橋方向へボートを漕ぐ。少し慣れてきたが、やはり思うようにコントロールが出来ない。お堀の所々には菱が浮いている。今年も何度か除去したようだが、また繁殖し始めてきている。今まで浮き草のように思っていた菱だが、お堀の底に根を伸ばしていて意外としっかりと同じ場所に留まっている。これを駆除するのは、なかなか大変そうだ。ボート乗り場から15分ほどかかって、ようやくめがね橋の前までたどり着く。めがね橋内部の写真も撮りたかったが逆光になってしまい思うような写真が撮れなかった。めがね橋手前で折り返して、ボート乗り場へと戻る。残り時間は10分ほど。帰りはあまりゆっくりと写真を撮る暇はなさそうだ。帰りは隅櫓寄りのルートでボートを漕ぐ。下から見上げる隅櫓もなかなか素晴らしい。再び学橋の下をくぐると、橋脚にはアヒルが羽を休めていた。アヒルの寝床も撮影成功。制限時間の30分ギリギリにようやくボート乗り場へと戻れた。思ったよりもボートのコントロールが大変で、目的の場所に行って写真を撮るのが難しい。以前から春のお堀端の桜をボートから撮ってみたかったので、今回は良い予行演習となった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )