小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



毎月24日は地蔵菩薩の縁日で、1月と8月には板橋地蔵尊で大祭が行われている。小田原市内には板橋地蔵尊の他に何ヶ所か地蔵を祀っているお堂があって、それらの場所でも縁日にちなんだ行事が行われているのか知りたかったので24日に市内の地蔵堂を巡った。地蔵縁日の24日、朝から小田原市内の地蔵堂巡りに出かけた。市内の地蔵尊の中でも最も馴染みのあるのが板橋の地蔵尊。1月と8月の地蔵縁日前日の23日午後から沿道に露店が並び参拝客で賑わうが、縁日当日は露店も無くなり参拝者もまばら。午前8時過ぎに板橋地蔵尊を訪れたが、境内の片側は昨晩と同じ露店が残っていて、もう一方は地場産品の販売や農産物を販売する露店に変わっていた。昨晩は参拝客で混雑していた本堂前も縁日当日の朝はずいぶんと空いている。それでも日曜日なので、24日が平日の時と比べ幾分参拝客が多いように感じた。板橋地蔵尊から市内桑原にある石原地蔵尊へ。田んぼの中にぽつんと佇む小さなお堂の石原地蔵尊だが、お堂の横になにやら赤い帯のようなものが見える。農道から石原地蔵尊に向かう脇道に曲がると道の両側にずらりと提灯が飾られていた。50mほどはあるだろうか、結構な長さ。晩に提灯が灯ると綺麗だろうが提灯の中は空っぽなので暗くなっても点灯しないようだ。普段は閉まっている石原地蔵尊だが、縁日ということもあって扉が開いていて中で寄り合いが行われていた。中を撮影したかったが、入りづらい雰囲気のため次の地蔵尊へ。桑原の石原地蔵尊から田島の県道72号沿いにある田島地蔵堂へ。普段は閉まっている田島地蔵堂だがやはり縁日のため周辺の沿道には提灯が飾られていた。田島地蔵堂内でも寄り合いが行われていた。こちらも入りづらい雰囲気のため外観のみ撮影して次の地蔵尊へ。一旦帰宅後、夕方になってから扇町の足下地蔵尊へ。地蔵尊のお祭りと合わせ隣の駐車場では自治会の夏祭りも行われていて地域の方々で賑わっていた。何枚か写真でも撮ろうかと思っていたら救急車が来たりと慌しい感じになってしまったので写真撮影は断念。板橋地蔵尊の他でも地域に根付いた地蔵信仰が続いているのが分かりなかなか有意義な散策となった。機会があれば来年は石原地蔵尊と田島地蔵堂の中に入ってみたい。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )