小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市内にある全ての天然記念物を巡ってみようと始めた天然記念物巡りの5ヶ所目は上曽我にある瑞雲寺に出かけた。瑞雲寺は境内に梅林があって、梅まつりの際には中河原会場として賑わう梅の名所。本堂横の小高い丘の上に、今回の目的である天然記念物のモッコクがあった。小田原市上曽我の瑞雲寺は曹洞宗の寺院。本堂横には梅林があって梅まつり期間中は観梅客が多く訪れる梅の名所。瑞雲寺は曽我丘陵の中腹に所在しているので境内は高低差がある。参道から坂道を登ると上段は墓地になっていて、墓地西側の林の中で一番大きな木が小田原市指定天然記念物のモッコク。急斜面に接していて、なおかつ他の木々も写り込むので写真が撮りづらい。モッコクの前には、小田原市教育委員会が作成した解説板が設置されている。記載内容によると、小田原市内では最大級の古木で、多くのモッコクが単幹であるのに対し、瑞雲寺のモッコクは株立状とのこと。小田原市のホームページによると樹高は約17mで株元周囲は約2.9m。樹木の概況として地上30cm位のところから数本の支幹に分かれ斜上し、さらに枝葉を伸ばしている。樹木全体を観察したかったのだが、隣の樹木の枝が邪魔だったり、藪のようになっていたりするのでとにかく見づらい。天然記念物としては観察しづらい瑞雲寺のモッコクだが、すぐ近くからは足柄平野が見おろせるので景色の良い場所にある。モッコクを含む寺林は隣接する須賀神社の社叢に続いていて、そこには天然記念物のクスノキがあるので墓地を抜けて須賀神社へと向かった。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )