小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



6月16日、小田原は朝から雨降る一日。梅雨前線が停滞しているのでこの週末は天気が悪い状態が続きそうだ。午前中、ランニングを諦め朝食がてら散策に出かけた。朝7時の小田原市民会館前。しとしと雨が降り梅雨らしい空模様。歩道橋を渡り宮小路方面へ。宮小路の旧春日解体現場へ。ビルの半分くらいは解体が進んでいた。宮小路もここのところ閉店する店舗がいくつかあって寂しい限り。宮小路から城址公園方面へ。馬出門土橋を渡り南堀へ歩く。雨に濡れた桜並木とお堀の風景もなかなか趣がある。南堀からあじさい祭の開催されている東堀へ。あじさいも見頃に近い。花菖蒲は花の数が少なく今ひとつ。雨と紫陽花の風景を眺めながら湯歩道をのんびりと散策。夕方からはライトアップもされているので夜にまた来よう。東堀から本丸広場への斜面は樹木の伐採がだいぶ進んで紫陽花がずいぶんと増えたように感じる。東堀から弁財天通りへ。弁財天通りのマンション建設現場。大きなクレーンも設置され、いよいよ躯体工事が始まるようだ。弁財天通りからお堀端通りへ。お堀端通りの栄町交差点角のフレッシュネスバーガーは先週末に閉店。看板も取り外されスケルトン戻しの内装工事が行われていた。近くの小田急OXの跡地も覗く。敷地内の重機は無くなっていた。工程表によるとしばらくは残土搬出作業とのこと。雨なので小田原駅構内の箱根ベーカリーで朝食。モーニングBセットを注文。パンはシナモンロールとレザンをチョイス。今日は一日天気も悪そうなので、ゆっくりと骨休み。明日は少し天気が回復すると良いのだが。

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6月15日、小田原は晴天の一日。気温も高めで午後には夏日となった。梅雨の晴れ間の午前中、花菖蒲の咲く小田原フラワーガーデンに立ち寄った。朝、外回りの途中に緑町駅近くのブランジェ昇平堂でパンを購入。今まで駐車場が無いものだと思い込んでいたので車の時は立ち寄らなかったが、店舗横に2台分あることを今日知ったのでこれからはちょくちょく立ち寄ろう。パンを買い小田原フラワーガーデンへ。バラは見頃をだいぶ過ぎていて花の数も少ない。フラワーガーデン内の渓流の梅園沿いの遊歩道を散策。渓流に沿って花菖蒲が咲いていてとても綺麗。ちょうど見頃だった。渓流の梅園から修景池へ。修景池の縁に植えられている花菖蒲もちょうど見頃。今年はここ数年で一番花の数が多く感じる。修景池近くのベンチに座り朝食タイム。ブランジェ昇平堂でレーズンシナモンロールとゴボウサラダパンとシベリアを購入。3つで400円。ゴボウサラダパンはゴボウサラダがたっぷり乗っていて歯ごたえが良く美味しい。市内のパン屋では珍しい自家製のシベリアは普通の餡子と抹茶餡の2種類があった。しっとりとした昔ながらの味わい。蒸し暑い中、木陰で咲く涼しげな花菖蒲を眺めしばし休憩。こんな天気が週末も続けば良いのだがあいにく明日から下り坂の天気予報。明日は雨に濡れる紫陽花でも撮影しようか。

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以前、このブログで紹介した小田原市高田~永塚の制限速度20km道路を見つけて以来、小田原市内にある制限速度20km道路を散策の途中に探している。先日、橘地区を散策中に制限速度20kmの標識を見つけた。小田原市小船、県道709号から下中小学校方面へ向かう脇道の何ヶ所かの入口に制限速度20kmの標識が立っていた。脇道を曲がりしばらく進むと、道路の両側には田畑が多くなってくる。長閑な風景の中に続く道路の所々に制限速度20kmの標識が設置されている。この小船地区の制限速度20km道路は下中小学校を囲むように指定区間が続いている。道路から下中小学校方面を撮影。道路幅は狭いが、田畑が多いので見通しは結構良い。制限速度20km道路を下中小学校方面へ。道路脇には小田原市指定文化財の船津家の長屋門もある。文政年間に作られた長屋門は200年近い年月を経ており、歴史を感じさせる佇まいで素晴らしい。橘地区の住宅街は制限速度30kmの区間が多いが、この周辺が制限速度20kmなのは下中小学校に近く、通学路になっているからだろう。ついでに下中小学校に寄り道。下中小学校の現校舎は昭和57年から58年に建設されたもの。個人的には平成に入ってから建設された新しい校舎より昭和30年から50年代に作られたこのような直線で構成された画一的な外観の校舎が好み。下中小学校前の標識。周辺の道路には標識は結構多く設置されているが、制限速度20kmを示す路面標示は見あたらなかった。学校の周辺は制限速度20km区間の場所がまだありそうなので、散策の途中に探してみたいと考えている。

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昨年の3月末で閉鎖された小田原市久野のJT小田原工場。取り壊し工事が始まったのは昨年の7月頃で現在も続いている。工事も終盤を迎えているJT小田原工場に先日様子を見に立ち寄った。小田原市久野、県道74号久野交差点からJT小田原工場を撮影。敷地は工事フェンスで囲まれている。JT小田原工場の取り壊し工事現場のフェンスは所々が透明のアクリル板になっている。敷地内の工事の様子を見ることが出来るので良心的な配慮がなされている。 6月上旬の段階でJT小田原工場のほぼ全ての建物が取り壊されている。杭抜き作業が重点的に行われているようで、敷地内には専用の重機が何台も置かれていた。引き抜かれた杭も片隅に集められている。工場南側から北方向を撮影。工場の建物が無くなり坂下方面の住宅街がよく見えるようになった。工場西側から東方向を撮影。この場所から取り壊し工事を定点撮影していた。全ての工事が終わったら時系列で紹介しようかと考えている。工場北側のフェンス。北側は住宅街に接しているので工事の様子を撮影できる場所がほとんど無かった。このフェンス周辺には建屋があったのでメインの工場建屋の取り壊し風景をこの場所からは撮影することが出来なかった。北側のフェンスから東方向を撮影。建屋が取り壊されて、この場所からも敷地内を一望できるようになった。工場東側の県道74号から正門方向を撮影。JT小田原工場の取り壊し工事現場で残っているのは正門横の守衛室のような建物だけ。正門は工事車両の出入り口になているので、取り壊しは一番最後になるのではと思う。正門付近から西方向を撮影。敷地内では舗装やコンクリート壁の撤去が西側からだんだんと東へと行われてきている。東側の正門付近はまだコンクリート舗装の部分が多い。正門もまもなく取り壊されるようで、正門前のアスファルトには、正門や塀に沿ってカッターの切り込みが入れられている。正門前の県道74号の反対側はグラウンドのあった敷地。グラウンド内にあった樹木の伐採も終わり、所々にコンクリートガラが積まれている。小田厚側にあったネットもいつの間にか撤去されていた。JT小田原工場のあったことを示すのは、交差点角に立っている看板くらいになった。このJT小田原工場の取り壊し工事の工期は、労災保険の看板によると6月30日までとなっている。気になる跡地利用だが、小田原市のホームページの内容を要約すると、旧工場部分は工業地域、旧グラウンド部分は第1種住居地域と定めているので建築等に規制があるが、一定規模以下のものであれば商業施設の整備も可能のようである。ただ近隣の道路状況などを考慮すると、商業施設への転用はふさわしいものではないと考えているようだ。新たな工場を誘致するのか、商業施設が出来るのか今後の動向に注目したい。

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昭和39年の開業以来、営業運転中の乗客の死亡事故を一度も起こしていない安全神話の象徴のような新幹線。しかし、開業当時から数年間は保線作業中の事故が相次ぎ多くの死傷者が出た。この小田原でも昭和41年の春に保線作業中の大きな事故が発生している。国道1号押切橋交差点から中井町方面へ続く県道709号線。小田原市中村原地内には新幹線のガードがある。ガード手前の店舗横を小田原方面に曲がり、しばらく進むと新幹線の高架に沿った側道が続く。下り線側の側道を進むと、ダンボール工場の横からゆるやかな登り坂になる。緩やかな坂を上っていくと側道は行き止まりとなる。突き当たりには一基の石塔と線路フェンスには保守管理用の扉が設置されている。フェンスの先には東海道新幹線の天神山トンネルの東側出口。すぐ傍を猛烈なスピードで新幹線が通過していく。この天神山トンネル近くの供養塔に初めて訪れたのは数年前。散策の途中、たまたま迷い込んでこの場所を知った。供養塔には名前や目的などは刻まれておらず、裏側には「昭和47年4月25日建之 有志」とある。当初は何のための供養塔なのかは分からず、場所的に天神山トンネルの工事中の事故の犠牲者を供養するものだと思っていた。この供養塔について、先日調べてみようといくつかの手がかりを探した。供養塔裏面の4月25日という日付。それと供養塔横の保守管理用の扉にある68K517Mの表示。それら2つのキーワードで調べたところやっとこの供養塔の意味が分かった。昭和41年4月25日夜、新横浜・小田原間の68km付近の線路で保守作業を行っていた16名の作業員に、臨時試験運転列車の971Aが衝撃。この事故で4名が亡くなり5名が重軽傷を負った。971Aは時速210kmで走行中だったため、事故現場から3kmほど先で停止。この小田原での事故を教訓に以後、夜間の保守体制の安全について様々な施策が考えられた。中村原の長閑な風景の中を猛スピードで通過していく東海道新幹線。これからも無事故で安全な運行が続くことを願い、供養塔に手を合わせてから帰路についた。

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