アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

表現

2009-11-27 17:46:03 | アートセラピー
表現アートと言えば、まず「ムーブメント」。

今までも、何回かは、少しやったことがありますが、
「これイヤだわぁ。苦手。」
という思い出が残っただけだった。

「自分が動きたいように、体を動かしてください。」
という、簡単な教示が与えられ、さまざまな音楽がかけられます。

恥ずかしくないように、部屋は薄暗くなり、隣の人とぶつからないように薄目だけを開けて行います。

が、これが、本当に難しい。

「動きたいように」って言われても、自分がどんな動きをしたいのかが、もうわからない。

しようがないから、とりあえず動いてみるんだけど、それが自分の気持ちとフィットしてるかどうか
全然わからない・・・フィットしてない気がする・・・変・・・難しい・・・

「体」で表現をすると、「思い通りに自由に動く」「思い通りに自由に表現する」
ということから、いかにかけ離れた日常を送っているのか、今更のように確認できます。

だって、「思ったように動けていて、気持ちがいい」という、その感覚が「わからない」のですからね。

つまり、そのくらい、「その感覚を使っていない」ということです。

この感覚を自在に使いこなし、「自分がしたいように動く」ことができ、それに
満足感、幸福感、達成感などを感じることができるのは、だいたい日本人なら、
5歳くらいまでじゃないかと思います。

内側の感覚と、それを表現することが完全に一致している、すばらしい状態です。

さて、アラフィーのワタクシは、半世紀近い時を越え、再びこの状態を取り戻すことができるのか!?

写真は、内側の感覚に耳を傾けるため、散歩をしながら撮影した秋の木々達です。