アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

土着部族の人の言葉

2009-11-28 16:56:24 | アートセラピー
人が、人らしく自分を表現することに関連してですが、ある本によれば

アフリカやオーストラリアなどの土着の部族では、人が、踊り・歌・物語を語る・
心地よい沈黙
の、どれかひとつでも忘れることは、魂の喪失を意味するのだそうです。

私たちフツーの日本人は、歌や踊りや物語を語るということは、プロがやることであり
日常において、自分たちがそういうことをするなんていうことはない、上手じゃないから
恥ずかしい、みたいに思ってませんか?

歌、くらいはあるかもね、カラオケとかね。好きな人はね。

踊りとなると、さらに縁が遠い。
好きだから、健康のために、と習い事として踊る方がほとんどじゃないかしら。

ワタクシの生活には、どちらも無い。

ブログを書く事は、物語を語ることになるのかな??  ん~~??

沈黙。
これだけは、かなりたっぷりあります。

確かに、この「沈黙」により、私はいろいろな心のバランスを保っている気がします。

私が、ぼぉーっとしている時間が多いのは、このせいです。

アメリカナイズされた日本においては、長い間
「いかに効率よく、最大の利益を得るか」
が、あたかも最高の価値のごとく認識され、激しく追求されてきました。

こういう社会において、なんの利益も生まない、歌だの踊りだの物語だのが、
価値のないものとして、生活から切り捨てられていったのは、あたりまえの気がします。

常に忙しく、がむしゃらに何かをしている人々にとって、「心地よい沈黙」を作る時間など
無駄であり、あり得ないことだったでしょう。

なにせ 「24時間タタカエマスカ?」 なんですから。