アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

虫、恐い

2009-10-18 13:56:59 | 日記
今日は、とてもいいお天気。

網戸にして、風を通していまして、ちょっと外出して戻ってくると・・・。

あ、大きなカマキリが網戸に張り付いている・・・どこかから飛んできて、網戸の
外側にくっついたんだわ・・・

と、思っていたら
「うぎゃー、内側にはりついているよ~~。つまり、家の中にいるよ~~!」

こわ、こわ、こわ~。

息子達も、たぶん触れない。

こういうときは、夫です。
「かわいーじゃなーい。」
と、つかんで逃がしてくれました。

いったい、いつから、虫が恐くなっちゃったんだろ?

海が見える山で育ったのです、ワタクシは。

だから、海の虫も山の虫も、いつもそこら辺にいたんだけどねぇ。

お風呂に入っていると、お風呂の壁に、ゲジゲジとかムカデとか、手のひらくらい大きな蜘蛛とか
くるんですよ。
知らないうちに、しずーかにやってくるんですよ。

でも、こちらも静かにお風呂に入っていれば、あちらも静かにただいるだけです。

だから、怖がることないんだけどね。
小さいんだし。

恐いから、何にも悪いことしないのに、殺したり、追い出したりするんだよね。
虫さん、ごめんなさい。

なんで恐いのかなぁ?

でも、みんな、どこかでそう思っているよね。
だって、「エイリアン」なんて、虫そっくりだもんね。

あと、仮面ライダーも、悪役モンスターも・・・。




国立新美術館のカフェテリア

2009-10-15 20:12:09 | 日記
さて、名画をたっぷり見た後は、なんかもうお腹いっぱい・・・
な感じなのですが、やっぱりちょっとは、何か食べてから家に帰りたいですよね。

国立新美術館には、3カ所のカフェ、カフェテリア、レストランがあります。

なんか、最近、旅ブログっぽくなってきたな・・・

1階のカフェは、ホールにたーくさんの席があり、開放的です。

コーヒーなどの飲み物を注文し、そこで売っているサンドウィッチなどを買って
お盆に乗せて、好きな席で食べます。

よく、駅の中にあるカフェみたいな感じですね。

一番目立つ所にあるので、一番利用しやすく、いつも人が多く、ざわざわしてますね。

女性がひとりでお店に入ってランチをするって、ちょっと難しかったりします。

私も苦手だなぁ、どちらかというと。
誰か一緒だと、平気なのにね。

でも、この美術館の地下のカフェテリアは、良かったですよ。

割に広く、静かで落ち着いていて、一人で食べている人もたくさんいました。

私も一人でしたが、ゆっくり過ごすことができました。

夏野菜と鶏肉のクリームスープパスタ(Sサイズ)、クロワッサン1個、コーヒー
を注文しました。

おいしかったですよ! 意外に。

でも、容器が全て、使い捨てのプラスチック製だったのは、ちょっとがっかり。

あと、上記メニューで ¥1000 だったこと。
ガァーン、高いよねぇ。

でも、2階のレストランは、本格的に高そうだから、恐くて入れないから、次に来た時も
ここで食べよ~。

ベラスケスとムリーリョ  2

2009-10-14 16:47:22 | 美術・芸術
この展覧会では、本当にたくさんの巨匠の作品を見ることができました。

ティツィアーノも良かった、レンブラントも良かった、ルーベンスもベラスケスも
もちろん素晴らしかった。

でも!でも!

ワタクシが、いっちばーん気に入ってしまったのが、このムリーリョなのです。

ベラスケスと並ぶ、スペインの巨匠です。

初めて、本物作品、実物を見たんですけどね、もうもう・・・

これは「聖家族と幼い洗礼者聖ヨハネ」という題の作品の一部です。

今から340年ほど前の作品です。

図録に掲載されている作品の一部を、無理やりデジカメで撮って、画像を載せているものですから、
どんな絵か、くらいしかわからないと思いますが。

実際は、かなり大きな絵でして、しかも、この幼い聖ヨハネとイエス・キリストが
信じられないほど、めちゃくちゃ可愛いの!!

絵の前で、もう、身悶えして感動してしまいました。
「きゃ~~、いいわぁぁぁ~~

全ての絵を見終わって、もう一回戻ってきて、再び
「いやぁ~~ん、かわいい~~、すてきぃ~~
と、身悶えしてしまった。

はぁー、今思い出してもシアワセ。

描かれて300年以上もたっている、しかも作家とは縁もゆかりもない、民族すらも違う人間を
身悶えするほど感動させてしまう。

時代も民族も飛び越えて、一瞬で、あふれるほどの喜びを、与えてくれる。

これが、芸術の凄さ、芸術の力です。
それこそが、芸術なのです。




ベラスケスとムリーリョ

2009-10-13 17:27:27 | 美術・芸術
どうしても書きとどめたいことがあるので、しつこく「THE ハプスブルク」に、戻ります。

ベラスケス。
言わずと知れた、宮廷画の巨匠です。
宮廷画=ベラスケス、みたいな感じ。

で、初めて、実物を見ました。
この展覧会の看板にもなっている「皇太子フェリペ・プロスペロ」と「白衣の王女マルガリータ・テレサ」。

んまぁ、可愛い!!
透き通るような、バラ色の頬。輝くブロンドの髪。豪華な衣装。
しかも、まるで写真みたいに忠実!すごい写実力!

というのが、大変率直な第一印象。

で、近づいてよーく見ると・・・ん??・・・

衣装も髪の毛も、ザッと筆を走らせただけみたいなのです。
まるで荒いタッチなの。

それが、2~3メートル離れて見ると、ものすごく精緻な、本物そっくりの絵に見える。

あまりの不思議さに、何度も、近づいたり離れたり・・・を繰り返してしまいました。
(まだ空いてたから、できたのよ)

「ウッソー、ナニコレッテー、シンジランナ~イ!!」

と言ったかどうかは知りませんが、かのピカソも、ベラスケスの前では唸ってしまったそうです。

ほんとに、すごい絵です。
すごい絵描きです。
いったい、どういう目と頭と手を持ってたの?
ディエゴ・ベラスケス。

谷内六郎館

2009-10-12 16:17:32 | 日記
そしてもうひとつ、横須賀美術館の大きな魅力は、谷内六郎氏の作品を常設している
「谷内六郎館」が併設されていることです。

子どもの頃、母はいつもラジオを聞きながら家事をしていました。

チャララーラ ラララーラ~ とピアノの音で「赤とんぼ」のメロディが流れ
女の子が「谷内六郎さんの表紙でおなじみの 週間新潮は 今日発売されまーす」

と言う、週間新潮のラジオコマーシャルが、今も耳に残っています。

その、週間新潮の表紙の原画を中心にした、谷内六郎作品が、いつでも見られるのです。

私は、彼の作品、大好きなんですよ。

子ども(お姉さんと弟みたいな子どもたちが多いですね)をモチーフにした絵は
いわさきちひろさんに通じるところがあります。

背景も含め、非常に叙情的で、その上、まるで手品のような優しいユーモアが、
画面にあふれ、見ていると、なんともいえない幸せな気持ちになります。

彼はまた、幼少の頃、病弱で寝ていることが多かったようで、病気で寝ている子独特の
世界を描いた作品もあります。

一人寝ていると、天井の木目が、いろんな形に見えてくる絵とか、
熱があって、うつらうつらと浅い眠りの中で見る、不思議で恐い夢とか・・・。

私も小さい頃、病気で寝ていることが多かったので、こういう感覚には、なつかしさや共感を覚えます。

思わず、また、図録買ってしまった・・・。