東寺真言宗 石光山 石山寺(滋賀県大津市石山寺)
2024年の本屋大賞は、宮島未奈さんが書いた滋賀県大津市を舞台にした青春小説『成瀬は天下を取りにいく』。
大津市では小説の主人公の成瀬あかりをびわ湖大津観光大使とした観光キャンペーンが行われてます。
そして、この石山寺は紫式部ゆかりの場所。
NHK大河ドラマ『光る君へ』とタイアップしたキャンペーンも盛り上がってます。
西国三十三観音霊場の観音様をお祀りした観音堂。
安永2年(1773年)に紀州の藤原正勝が建造した毘沙門堂(滋賀県有形文化財)は、中に平安時代の兜跋毘沙門天像(国の重要文化財)を祀っています。
石山寺本堂(国宝)
創建は奈良時代でしたが、大火で焼失し、現在の本堂内陣(正堂)は永長元年(1096年)に再建され、外陣(礼堂)は慶長7年(1602年)に淀君の寄進で増設されました。
滋賀県内では最古の木造建築です。
33年に1度開帳される本尊の如意輪観音を祀る本堂内は撮影禁止 内陣部分の見学は別料金でした。。
そして、本堂の相の間の東端にあるのが紫式部源氏の間。
『寛弘年間 紫式部 この間に参籠して新たに源氏物語を作る 先ず須磨明石の二帖を書く』
この小さな二間の部屋は、紫式部が源氏物語を起筆した場所(と伝わります)。
手近にあった大般若経の裏に「今宵は十五夜なりけり・・・」と書きだしたのが源氏物語の始まりです。
吉高由里子さんには似てませんね ww
本堂から多宝塔へ向かう途中に紫式部供養塔(左、重要美術品)と松尾芭蕉句碑(右)がありました。
つづく
過去記事<石山寺紀行 石山寺は石の山>
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