お気楽忍者のブログ 弐の巻

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アケボノゾウの里(2012年)

2021年02月21日 18時00分00秒 | 行楽・旅行記(過去編1)

2012年

滋賀県犬上郡多賀町のあけぼのパーク多賀 多賀町立博物館。

規模は小さいものの、多賀町周辺の自然と文化がコンパクトにまとめられた管理人の好きな博物館です。

入口には大きなアケボノゾウの全身骨格(レプリカ)がありました。

アケボノゾウは250万年前~100万年前の古代日本に生息していた比較的小型のゾウです。

ニホンカモシカの剥製。

滋賀県内でニホンカモシカは岐阜県境の山地から鈴鹿山系にかけて生息してます。

化石は管理人も息子も大好きで、かつて滋賀の鮎河層群といわれる約2,300万年前から約500万年前の地層で偶然二枚貝の化石を見つけたこともありました

アケボノゾウの全身骨格化石

ここ多賀町では1993年にアケボノゾウの全身骨格化石が発見されました。

頭部の化石や足跡の化石は他の地域でも発見されてますが、全身が発見されたのは埼玉県狭山市とこの滋賀多賀町だけだそうです。

約180万年前の古琵琶湖層から見つかったシカ類の化石(レプリカ)で、多賀ではアケボノゾウだけでなく、これまでに少なくとも14頭分のシカの化石が発見されてます。

ゲンゴロウの仲間の化石。

2016年、滋賀レッドデータブックでゲンゴロウは絶滅種カテゴリに記載されました。

滋賀のゲンゴロウは1990年代に確認されたのが最後で、自然界では絶滅したと考えられてます。

滋賀では生息していない昆虫になってしまったことから、県立琵琶湖博物館でもゲンゴロウの生体展示を止めてしまいました。

水生生物環境に興味のある管理人としては何か悲しいですね。。

屋外にはアケボノゾウが発掘された時の様子を再現した模型もありました。

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