いいもの見ぃ~つけた!

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大学は「就職」のためにあるのか?

2019-04-19 08:49:54 | 米屋の親父のつぶやき
中学校は「良い高校」への道。
高校は「良い大学」への道。
そして、大学は「良い就職」への道?

「売り手市場」が続く就職活動。
といっても誰もが「よい就職」できるわけではない。
「就活」の仕組みが様変わりし、「就活支援会社」に惑わされる就活生たち。
「採用時期」もどんどん変わり振り回されている。

ちょっとここで立ち止まって考えてはみませんか?

小さいころから「お勉強」をさせられ、受験戦争に勝ち残ったとしても、今は「就活」で躓く優秀な学生も多いと。
「良い会社」へ就職したとしてもドロップアウトする新人も多いと。

「夢がないから」自分の人生の歩み方がわからなくなるからだという人もいる。
「夢を持てない社会」が悪いのか?

我々の頃は、一応「どこか」へ就職できれば御の字だった時代。
「縁故」を使うか使わないかで大きく左右された時代。
「優秀な学生」から順に席を埋め、残った席をその他大勢が取り合う時代。

たしかに私自身も「具体的な夢」を持たず社会へ出たのかも?
「石の上にも三年」できれば「十年で一人前」と我慢を重ね、自分に向き不向き関係なく、がむしゃらに「与えられた仕事」さえすれば、それなりになった時代である。
ただ「安易に」ドロップアウトすれば大変であった。

しかし、今の時代「選択肢」が多くなっているからか、「ドロップアウト」なんてよくある話である。

「若いうちは苦労しろ」なんて古い時代の文句を使うのはどうなんだろう?
何してでも一応「生きていける」環境はあるからそれでいいのか?

望めば殆どの人が「大学進学」できる時代。
でもそのあとが大変。
特に「知名度の低い大学」「地方の大学」の就職活動は大変。

といって「大学」が「就職支援」に大きな力を注ぐのはいかがなものか?
「大学」とは「学び舎」だったのでは?
本分を忘れ「就職」に注力しなければ、評判が落ちるからか?
う~ん・・・大学の評判は「大学の経営」の重要なファクターだけに仕方ないか?

「夢を持てない社会が悪い」と一言で片づけてはならないだろう。
「学校教育」「社会システム」などの批判を別として、まずは「家族-家庭」の問題なのだろう。

「夢」を持って社会に出てもらいたい。
そのために「学生」の間に苦悩してもらいたい。
そんなに大きな夢でなくていいと思う。
身の丈に合った夢を追い続ける若者がたくさん増えることが一番いいのかも。
コメント
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