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<日本酒メーカー> 秋田 木村酒造

2024-04-12 06:37:33 | 日本酒

 「木村酒造」

 株式会社木村酒造[福小町]

 木村酒造の歴史
 創業は元和元年(1615年)。県内でも2番めに古い歴史を持つ酒蔵です。1615年は、大坂夏の陣で木村重成が討ち死にをし、豊臣家が滅亡したころ。その木村重成の子孫の1人が、秋田まで逃げ延びて、現在の湯沢市で創業したのが始まりと云われています。秋田県湯沢市は豪雪地帯として知られており、冬期は寒冷な地域で、清冽な水に恵まれています。また、院内銀山が栄えたことで、多くのお酒が消費されるようになり、木村酒造もそれとともに栄えました。
 古くは「男山」という酒名のお酒を造っていましたが、明治14年に明治天皇が秋田にいらっしゃった際、木村酒造に宿泊した侍従の方に「男山というよりも、女性的なお酒ですね」と「福娘」という酒名を賜りました。昭和になるまでは、男山と福娘という銘柄のお酒を出荷していましたが、商標が他社と重なるという問題に直面。小野小町の生誕の地と云われている湯沢の酒蔵であることから、現在の代表銘柄である「福小町」が誕生しました。
 また、2012年には、世界最大のワインコンクール「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2012」で、「大吟醸・福小町」がSAKE(日本酒)部門の最高賞「チャンピオン・サケ」を受賞。689銘柄の頂点に輝きました。

 木村酒造の酒造り
 創業以来、脈々と受け継がれてきた伝承の技は、杜氏や蔵人が何度となく銘醸地に赴き、研鑽を積んで築き上げてきたもの。蔵の中にはオートメーションの設備などはなく、すべて蔵人たちの手によって造られています。毎年、米の出来や気温、雪の量などが変わるため、毎年同じ味のお酒を作るのは至難の業。そのため、醪の最高温度を低く抑え、醗酵日数を長くかける“寒造り”にこだわっています。できるかぎり自然に任せた酒造りを行う。そのために最適な環境を造ることに徹している。それが、木村酒造の酒造りのこだわりです。
 杜氏紹介 [佐藤 時習 - Jishu Sato]
 私が酒造りに臨むとき、それは杜氏ではなく技術者という立ち位置です。匠の技という土台の上に、更に科学的知識、技術を盛り込んだハイブリッド醸造を目指しています。
 伝統とは、破壊と創造の繰り返しです。木村酒造は400年の伝統があります。この間、先人たちは幾度となく、酒造りにおけるパラダイム変換を迫られ、それを乗り越えてきたことでしょう。そして現在、お客様ニーズの変化、それに伴う醸造技術の進化のスピードはかつてない程、急激です。この時代に取り残されることなく、常に美味しいお酒を醸造することを心掛けています。

 株式会社木村酒造 秋田県湯沢市田町2丁目1番11号

*https://www.osake.or.jp/kuramoto/36kimura.html より

 代表銘柄

福小町純米大吟醸
最高級酒米の山田錦を40%に精米した、ふくよかな香りの純米大吟醸。ゆったりと愉しみたい優雅な味わい。ふわっとした甘みが、口の中にやさしくひろがります。気高い銘酒の風格を醸しだしながらも、繊細さが感じられる。全体のバランスが美しく整った、贈答品にもおすすめの1本です。
おすすめの飲用温度 涼冷え(約15℃)

特定名称種別 純米大吟醸酒
詳細 原料米 山田錦
精米歩合 40%
アルコール分 15.5度
日本酒度 -0.5


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