「天に順う者は存し天に逆らう者は亡ぶ-てんにしたがうものはそんしてんにさからうものはほろぶ」
《「孟子」離婁上から》天の理法に従う者は存続して栄え、天の理法に反する者は滅びる。
「天に跼り地に蹐す-てんにせくぐまりちにぬきあしす」
《「詩経」小雅・正月から》天は高いのに背をかがめて行き、地は厚いのに抜き足で歩く。恐れて身の置き所がないことのたとえ。跼天蹐地 (きょくてんせきち) 。
「天に唾する」
「天に向かって唾 (つばき) を吐く」に同じ。天を仰いで唾する。
「天に二日無し-てんににじつなし」
《「礼記」曽子問から》天に二つの太陽がないように、一国に二人の君主があってはならない。
「天に向かって唾を吐く-てんにむかってつばきをはく」
《上を向いてつばを吐くと、それがそのまま自分の顔に落ちてくるところから》人に害を与えようとして、かえって自分に災いを招くことのたとえ。天を仰いでつばきする。天につばする。
[補説]文化庁が発表した平成26年度「国語に関する世論調査」では、「天に唾 (つば) する」を、本来の意味とされる「人に害を与えようとして、結局自分に返ってくるような行為をすること」で使う人が63.5パーセント、本来の意味ではない「自分より上位に立つような存在を、冒し汚すような行為をすること」で使う人が22.0パーセントという結果が出ている。
*goo辞書 より
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