「黙」がつく言葉はたくさんある。
「黙座・黙坐」-だまったまますわっていること。
「黙殺」-無視して取り合わないこと。
「黙止」-黙ったままでいること。
「黙示」-1 暗黙のうちに意思や考えを表すこと。 2 隠された真理を示すこと。特に、キリスト教で、神が人意を越えた真理や神意などを示すこと。啓示。
「黙思」-だまって思いにふけること。黙考。
「黙視」-だまって見ていること。関係せずに見守ること。
「黙識」-だまって、心の中で会得すること。
「黙従」-異議を言わずに服従すること。
「黙然」-口をつぐんでいるさま。
「黙想」-黙って考えにふけること。黙思。
「黙諾」-はっきりと言葉には出さないが、それとなく承諾の意を表すこと。黙許。
「黙祷」-無言のまま心の中で祈ること。
「黙読」-声に出さずに読むこと。
「黙認」-暗黙のうちに認め許すこと。過失などをそのまま見逃すこと。
「黙念」-無言で考えにふけるさま。
「黙拝」-無言で拝礼すること。
「黙秘」-何も言わないでだまっていること。
「黙々」-だまって一つの事をしつづけるさま。
「黙約」-当事者の間で暗黙のうちに取り決めた約束。
「黙礼」-黙って礼をすること。
「黙過」-知っていながら黙って見すごすこと。
「黙許」-知らないふりをしてそのまま許すこと。黙認。
「黙契」-無言のうちに合意が成り立つこと。また、その合意。
「黙考」-黙って考えること。
goo辞書には上記などがある。
「黙(る)」+「考(えたり)」「思(ったり)」「視(たり)」いろいろな動詞がついて言葉を成す。
今年の新語・流行語にもしかしたらノミネートされるかも?という言葉が誕生した。
それは・・・
「黙食」
「黙って食べろ!」
いやいや命令形ではなく、「黙って食べてくださいね」という要請・協力を求める言葉である。
これは博多市にあるカレー屋さんが「仕方なく」掲示したもの。
小学生の頃、よく先生が「黙って食べろ!」と言っていたが、「給食の時間」は楽しいもの。友達と机を合わせて、少しはワイワイしたいものだったが・・・ やはり「行儀が悪い」や「人の食事の妨げになる」といった理由でかよく言われたものだ。
「カレー屋」さんも苦肉の策だったようだ。
こんなことお願いもしたくないが、これだけ「飲食店が悪者」にされ、営業を続けていくためには「店舗内で感染」は絶対避けなければなるまい。
「黙って○○する」という言葉は前述のようにたくさんあるが、またひとつ「追加」されるかも?
あっ!
あと「黙聴」という言葉もある。
ただし「黙って+聴く」のではなく・・・
読み方は「だまてん」。そう麻雀用語の「だまてん」。
意味は、《「黙」は「黙って」、「聴」は「聴牌 (テンパイ) 」の略》マージャンで、聴牌しているのにリーチを宣言しないこと。また、その状態。闇聴 (やみテン) ですのであしからず(笑
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