『非聖戦 』の、260ぺージです。悪文には慣れましたが、内容の残酷さには慣れません。訪問される方のため、残りの表題を紹介します。
第八章 ロシアの苦渋 ( ロシアにおけるベトナム戦争と呼ばれる、アフガン侵攻後、治癒の兆しが見えない、その重い後遺症を明らかにする。)
「エジプトのイスラム主義者たち」「アルジェリアのイスラム主義者たち」「チュニジア、モロッコのイスラム主義者たち」 について、説明されます。
オサマ・ビン・ラディンの思想を思い出してもらえば、彼らがどれだけ強力な破壊分子となったかが、よく分かります。前回のブログから、引用します。
「彼は、イスラム法の復権だけが、イスラム世界を正しい道へ導き、社会主義、共産主義、民主主義、国民主義、汎アラブ主義などは、打倒されるべき対象であると唱える、イスラム原理主義の信奉者でした。」
またアメリカに関しては、
「アメリカ人はどこへ行っても、世界の大泥棒であり、最悪のテロリストであると見られている。、と言う主張を持っていました。」
「仲間と力を合わせ、アラブとムスリムの世界から、欧米、とくにアメリカの影響力と権益を駆逐したいと考え、アメリカに協力するサウジの王族も、いつか権力から引き摺り下ろし、壊滅させるという敵対心を燃やしていました。」
それぞれの国へ戻った戦士たちは、イスラム原理主義者の目で自国を眺め、激しい怒りを燃やす人間になります。彼らは一人一人が熟練したテロリストで、果敢な戦士でしたから、目障りな人間を殺し始めました。
1997 ( 平成9 ) 年に、エジプトで発生した外国人観光客襲撃事件が、その一例です。58人の観光客と4人のエジプト人を、無差別に虐殺しました。首相の暗殺をしたり、各地で爆破事件を起こしたり、騒動は現在も尽きません。
資金の援助をしているのは、ビン・ラディンの組織と言われていますが、中東には、過激派のテロリストを支援する組織が多数あり、麻薬の密造組織も生きていますから、終わりのない紛争が続いています。
パキスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタンなど、国境を接した多くの国の事件が際限なく語られています。
一番嫌悪を覚えのは、1996 ( 平成8 ) 年に、アフガニスタンの首都カブールを攻略した時、タリバンの指導者たちが実行した残酷な処刑です。彼らは、アフガニスタン最後の共産主義者ナジブラ大統領を、公開処刑しました。処刑に先立ち、大統領の公開去勢まで行いました。キリスト教の魔女狩りと同じく、過激な信仰は人間の理性を失わせてしまいました。
こういう国の話を読んでいますと、日本の素晴らしさと有難さが、肌身に染みます。それだけに安倍政権が、安易に「移民政策」を進めていることに、危機感を覚えます。
他の民族を悪人と決めつけているのでなく、彼らは彼らの価値観で、正義を実行しているのですが、その正義は、日本人の正義と違ったものであり、相容れないということを知らなくてどうするのでしょう。
大量の移民を入れるのなら、治安維持と安全保障の体制を先に作り、国民には世界の現実を教育しなくてなりません。人種と宗教が違えば、一旦生じた対立が、簡単に消えないという事実を教えるべきです。韓国がする憎悪の批判と攻撃にさえ、政府も国民も対応ができていません。
「真心と誠意で、世界の人を受け入れましょう」「おもてなしをしましょう」と、善意のキャンペーンも大事でしょうが、「国民の安全」と「社会の平和」を維持する知識がさらに大事です。
これを阻害しているのは、やはり憲法です。「日本人だけが悪者だった」「日本人だけが間違っていた」と、謝るしかできない卑屈な国民を育てたのは「憲法」です。
安倍政権のまま、今の政治家たちのままで、大量の移民を受け入れると、国民全部が犠牲者となります。だから今晩も、同じ主張をします。
反日の国会議員と、反日マスコミへの対応策・・ここから始めなくては、後が続きません。
1. 国会議員の二重国籍禁止法制定
2. NHK役員の二重国籍禁止法制定
3. 電波オークション法制定 ( 国籍条項必須 )