「スーパーメジャー」と呼ばれているのは、下記の6社でした。
1. エクソン・モービル 米国 平成26年の売上高・46兆円
2. ロイヤル・ダッチ・シェル イギリス、オランダ 平成26年の売上高・49兆円
3. BP ( 旧ブリティシュ・ペトローリアム ) 英国 平成26年の売上高・42兆円
4. シェブロン 米国 平成26年の売上高・23兆円
5. トタル フランス 平成26年の売上高・27兆円
6. コノコフィリップス 米国 平成26年の売上高・6兆円
「脱炭素社会」の流れの中で、6社は今後どのように動いていくのか ? ・・早速ネットで、答えの一つを見つけました。ロイヤルダッチ・シェルとシェブロン、2社の情報です。2020 ( 令和元年 ) 10月1日付の、「ジェトロ ビジネス短信」が伝えています。
ジェトロ ( 日本貿易振興機構 ) は、経済産業省が所管する独立行政法人ですから、「エナシフ」や「サステナブル・ブランドジャパン」に比べますと、まだ信頼できる組織です。情報公開もきちんとしています。
「東京都港区赤坂に本部を構える。」「設置法は独立行政法人日本貿易振興機構法。」「2003 ( 平成15年 ) 10月1日設立。」「職員数は日本国内1,045名、日本国外721名。」「日本の貿易の振興に関する事業、開発途上国・地域に関する研究を幅広く実施している。」
ですから、今度は安心して転記できます。
「米国をはじめ、世界の石油ガス上流企業の間で、」「持続可能な開発の観点から、ESG投資の拡大が不可欠となっている中、」「日本財団は9月17日から、日本メーカーと石油メジャーによる〈再生可能エネルギー〉と〈環境〉分野での、」「新たな連携技術開発プロジェクトの、アイディアを募っている。」
「日本財団は、2018 ( 平成30 ) 年5月、世界の主要石油・天然ガス生産大手らが組む、」「コンソーシアム〈 DeepStar 〉と、海洋技術の共同開発のため覚書を締結し、」「日本企業が、これらスーパーメジャーなどと連携して、技術開発を行うプログラムを設置した。」
日本財団、DeepStarという新しい組織名と、聞き慣れない用語( ESG投資 ) が出てきますが、これは後で調べることとして、重要な点は次の二つです。
・日本企業が、スーパーメジャーと連携して、〈再生可能エネルギー〉と〈環境〉分野での技術開発を行っていること。
・スーパーメジャーとは、ロイヤル・ダッチ・シェルとシェブロンであること。
つまり2社は、〈再生可能エネルギー〉と〈環境〉分野での利益追求へと、舵を切ったということです。DeepStarについては、次のように説明してあります。
・テキサス州ヒューストンで設立された、民間の技術開発共同事業体。
・石油会社をはじめ、エンジニアリング会社、大学などがメンバーになっている。
あと一つ見つけたのは、令和3年11月3日の日経新聞 ( ニューヨーク発 ) の記事です。
「米アマゾン・ドット・コム創業者の、ジェフ・ベゾス氏が立ち上げた基金や、」「ロックフェラー財団などは、2日、途上国の再生可能エネルギーへの移行を加速させるための、」「新たな団体を立ち上げ、100億ドル(約1兆1400億円)を投じると発表した。」
ロックフェラー財団も、再生可能エネルギー分野へ巨額の投資をし、新しい利益追求を始めたということです。聡明な方は、青山氏の主張する「メタンハイドレート」が、日本はなぜ表に出てこないのか・・予想がついているのではないかと、そんな気がいたします。
しかし、念には念をいれ、もう少しこの深い森の中を散歩し、確かな印を探したいと思います。
日本財団については、次のような説明があります。( ご存知の方は、スルーしてください。)
「公益財団法人日本財団は、公営競技のひとつである競艇の収益金をもとに、」「海洋船舶関連事業の支援や、公益・福祉事業、国際協力事業を主に行なっている公益財団法人。」「 2011 ( 平成23 ) 年3月31日までの名称は、財団法人日本船舶振興会であった。」