〈 プーチン氏の「核発言」 〉という表題で、36回の発信をしました。読み終えた方の一人から、「憲法改正」ができたらそれで日本が素晴らしい国になるのだろうかと、疑問が寄せられました。
自分の国を自分で守る普通の国になるため、軍を再建する意見が強調されたため、誤解を生んだのかもしれません。憲法を改正し軍を再建したら、そこから日本が普通の国の仲間入りをするという話ですから、憲法改正はゴールではありません。
やっとスタートラインについて、日本の国づくりが始まるのですが、戦後76年間、反日左翼勢力の反対で、改正できなかった現実があまりに大きかったので、誤解する人が生じたのだと思います。
「憲法改正」が手の届きそうなところまで来ていますから、本日は、私たち国民が今後考えなくてならないことを、述べようと思います。自衛隊は現在でも、中国を除くと、アジア地域で最強の戦力です。装備面でも隊員の士気の面でも最強だと、軍事評論家の江畑氏が語っていました。
そのアジア最強の自衛隊が、国土防衛の軍となるのですから、私たち国民にも覚悟が要ります。自衛隊と軍は、言葉が違うだけでなく、憲法改正と同時に別組織に変貌するのだと思います。
アジアで最強の軍は、国内でも最強の武力を持つ組織ですから、一歩間違うと恐るべき集団になる可能性があります。現在の自衛隊と同じように、国民に信頼され、感謝されるようになるには、軍と国民の双方が努力しなくてなりません。
パチンコ業界の「パチンコマネー」に群がり、国益を忘れるような政治家たちのいる政界は、軍を野放しにする枯れ野のようなものです。国内最強の軍は、最強の諜報機関を持ちます。諜報機関が動かす資金は、「パチンコマネー」の比ではありません。
金銭に弱い政治家は、たちまち絡め取られ、軍人に言われるままの操り人形になります。彼らがその気になれば、「反日左翼」は息の根を止められます。反日左翼だけでなく、私のように過激なものを批判する人間も、彼らが邪魔と判断すればおそらくブログは妨害されます。
だから、ただ世間の流れに乗り、なんとなく「憲法改正」を主張しているのではありません。悲願の「憲法改正」であり「軍の再建」ですが、日本の国造りはここからが出発なのです。私一人がそう考えているのでなく、「ねこ庭」を訪問される方々は皆真剣です。その中のお一人のご意見を、紹介します。
① 軍人は、政治家になってはいけない法律を作る
- ② 軍人は退官後の処遇として、軍隊組織と切り離し悠々自適の生活保障
- (年金等)
- ③ 軍隊エリートと、一般軍人の身分格差を解消する組織にする
- (今までのエリート軍人は一般兵隊を人間と考えていない・捨て駒ぐらい)
- ④ 特に司令官・作戦参謀等エリートの賞罰を、あやふやにしない
- ( 人事異動の持ち回りや温情人事を無くす )
- ⑤ 軍人と、関連企業や政商との個人的つながりを持たせない法律制定
- ⑥ 将官の口添えで、エリート軍人教育の組織(大学等)を作ってはいけない
「軍人は、国家にとって一番大切な役目をしていますから、軍人を悪の道へ行かせない為に、軍人として名誉・誇りを尊重して生きていけるような環境社会を、国家として作るべきです。」
この方は軍事の専門家でなく、外国在住の年金生活者で、住んでいる国を通して日本を考えている人です。「憲法改正」が現実問題となりつつありますので、多くの人が、再建される軍について考えている一つの事例として紹介しました。
ちなみ私はこの方と、違う意見です。この方は、軍人を絶対に政治家にしてはいけないという考えの持ち主です。「軍人を悪の道へ行かせない」ということを重要視されているので、こういう意見になっています。
「名誉と誇りを持つ軍人が、政治家になると悪の道を進む」と、そんな心配をされています。どうやら政治家への不信感が強いようですが、私は、政治家も軍人も区別していません。どこの世界にも悪人がいますし、我欲のない人間はいませんから峻別しません。
「軍人として名誉・誇りを尊重して生きていけるような環境社会」は、すでに日本にあります。天皇陛下のご存在がそれです。国民の幸福を祈られる、無私の陛下がいらっしゃる限り、軍人は名誉と誇りのため活躍するはずです。だから日本を愛する国民は、次の二つを大切にします。
1. 敬愛の中心にある皇室護持 2. 国防のための軍隊