1・国連安全保障委員会の見直し 2・岸田外交 3・韓国の融和姿勢
4・敵基地攻撃能力検討 5・ 防衛費増額 6・憲法審査会の進捗
7・共産党の現実路線転換
7・に関する共同通信社の記事は、下記3件です。ただし、4月24日の記事は、24回目のブログで取り上げていますので、残るのは2件です。
1. 4月9日 「共産 志位氏 有事に自衛隊活用」 「現実路線、賛否も」
2. 4月14日 「志位氏 共産綱領が争点」 「参院選共闘へ 解説本出版」
3. 4月24日 「憲法改正阻止 訴え」「習志野で共産党・志位委員長」
名前を覚え切れないほどたくさんの政党がある中で、特別に共産党を持ってきたのには理由があります。「憲法改正」に反対する野党の中で、最も過激で、最も一貫しているのが同党だからです。
「戦争を繰り返すな」「平和憲法を守れ」「自衛隊は違憲」「日本に軍隊は不要」と、戦後75年間叫び続けてきました。共産党は他の野党と違い、赤旗という新聞社を持ち党員拡大と世論操作を自ら行い、活動資金も稼いでいます。財力のある同党は、政党助成金を受け取っていません。
政府関係の有力組織である日本学士院、日本学術会議を、自党の影響下にある学者で占め政治力を行使しています。全国の大学の教授会も占拠し、反日左翼思想を学生に広め、後継者を育成しています。同党の影響下で育った学者たちが大手マスコミを活用し、「戦争を繰り返すな」「平和憲法を守れ」「自衛隊は違憲」の主張を発信し、「憲法改正反対論」を浸透させています。
大手マスコミは立憲民主党や国民民主党、あるいは日本維新の会について大きく報道しますから、共産党が目立ちませんが、日本の国を人体に例えれば、共産党は癌細胞に似ています。時間をかけゆっくりと健康体を蝕み、治療薬は今でもありません。
彼らは言論で日本を侵食するだけでなく、活動する実践部隊を持つ恐るべき政党です。自民党に対峙し、世界的規模で活動できる党は、今でも共産党だけです。志位委員長の記事の紹介に入る前に、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々には、今一度、他の野党と違う共産党の恐ろしさを、確認して欲しいと思います。
中でも注目しているのが、彼らの影響下にある日教組です。現在は組織率が低下し、以前の力はないと言いますが、戦後70年以上学校教育で力を振るった事実を忘れてはいけません。その間教師たちがしたことは、「憲法改正反対」思想を生徒に植えつける教育でした。
平成17年から18年にかけての「日教組の運動方針」の資料があります。運動方針を読めば分かりますが、日教組は、反日左翼政党と一体となり、反政府活動をし、「自由」「平等」「人権」を叫び、「憲法改正」に反対した急先鋒の組織でした。
憲法改正の機運が高まっている現在、今一度「日教組の運動方針」を確認し、共産党の恐ろしさを知るべきと思い紹介します。その内の7項目です。
〈 日教組の運動方針 〉・・メインスローガン [ 教え子を再び戦場へ送るな ]
1. 有事法制、軍事力強化、集団的自衛権の行使など、憲法を空洞化させる動きに反対し、空洞化させない取り組みをすすめる。
2. 既成事実の積み重ねによる、「有事法制」の成立、「新防衛計画大綱」など「戦争のできる国」づくりに反対する、取り組みをすすめる。
3. 違憲の自衛隊の海外派兵を許さず、自衛隊の縮小、改編をめざして取り組む。
4. 靖国神社に代わる、すべての戦争犠牲者を追悼する、無宗教施設の設立を目指して取り組む。
5. 日本の侵略戦争による、外国人強制連行・強制労働・日本軍「慰安婦」など、戦争被害者への国家・企業の責任による謝罪と、保障の実現を求めて取り組む。
6. 人権を尊重し、あらゆる差別を許さない取り組みをすすめる。人権侵害救済法(人権擁護法案)の成立を目指し取り組む。
7. 在日外国人の地方参政権の実現、教職員採用・昇任などにおける、国籍条項の撤廃、外国人学校への補助金拡大に取り組む。
「皇室不要」「自衛隊不要」を党是とする、無国籍政党・共産党の下記記事については、次回とします。
〈 7・共産党の現実路線転換 〉・・共同通信社の記事2件