ねこ庭の独り言

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プーチン氏の「核発言」 - 27 ( 「改正機運高まらず 70%」 ? )

2022-06-04 13:14:15 | 徒然の記

  〈   6・憲法審査会の進捗   〉・・( 共同通信社の記事10件 )  

   5.   4月29日  「国民投票法案審議入り」「CM規制なしに立民反発」 
   6.   5月  2日   「9条改正  賛否拮抗」「改正機運高まらず 70%」「憲法施行75年の共同世論調査」
     7.  5月  2日    「首相、論議進展に期待」「泉氏、国民投票法は不十分」 
 
 本日は、共同通信社の6. 番目の記事の後半を紹介します。同社が行った世論調査の結果ですが、辻褄の合わない内容です。文章を省略し、質問項目と結果の数字を紹介します。
 
       〈 5.   5月 2日    「9条改正  賛否拮抗」「改正機運高まらず 70% 〉
 
  ・改憲機運が高まっている・・・29%   高まっていない・・・70%
    ・改憲議論を急ぐ必要がある・・・50%        必要がない・・・49%
 
    ・改憲問題に関心がある・・・69%
 ・緊急事態条項で緊急政令制定を内閣に認める・・69%        認めない・・30%
 
 ・オンライン国会賛成・・・80%        反対・・19%
  ・国民投票時のインターネット広告規制必要・・77%        必要がない・・・22%
 
 ・改憲の必要があると思う・・・68%        ない・・30%
 ・改憲必要の理由「条文、内容が時代に合わなくなっている」・・61%
 ・会見必要なしの理由「戦争放棄を掲げ平和が保たれている」・・46%
 
 ・国会で議論して欲しい優先度の高いテーマを、3つあげて欲しいへの回答
 
   1位.   9条と自衛隊のあり方     ・・・43%
   2位.   緊急事態条項の新設       ・・・38%
   3位.   教育の充実、無償化       ・・・35%
         4位.   デジタル社会理人権保障   ・・31%
 
 記事の後半は数字報告がメインで、説明はほとんどありません。前半の記事の数字と、後半の記事の数字を並べてみますと、同社が説明を省略した理由が分かる気がします。下記のように、記事の前半の数字をA. 後半の数字をB. として並べます。
 
 A. 改憲議論を急ぐ必要がある・・・50%        必要がない・・・49%
 
    B. 改憲の必要があると思う ・・・68%      必要が ない  ・・30%
 
  B. の数字からは、記事の見出しの言葉「改正機運高まらず 70%」は出てきません。むしろこの数字を見れば、「改憲機運70%」と言えそうです。また、国会で議論して欲しい優先度の高いテーマを、3つあげて欲しいとの質問への回答の1位と2位に、次の2つが挙げられています。
 
   1.  9条と自衛隊のあり方     ・・・43%
   2.  緊急事態条項の新設       ・・・38%
 
 この2つは、憲法改正なしでは実行できません。回答者の意思を憲法改正必要と見るのが、妥当ではないのでしょうか。そうなりますと、「改正機運高まらず 70%」という記事の見出しが、矛盾してきます。ここまで明確になると情報操作でなく、共同通信社の間違い記事になりそうです。後半の記事をどのように読んでも、読者は「改正機運高まらず 70%」とは考えないのではないでしょうか。
 
 次回は、同社の下記7. 番目の記事を紹介します。
 
 〈 7.  5月 2日    「首相、論議進展に期待」〉
 
コメント
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