ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

続・国民のための政治を忘れた、与野党の議員たち

2024-03-05 18:14:13 | 徒然の記

 「トロイの木馬 A 」「トロイの木馬 B 」と、「新しい反日勢力 ( 経団連・財務省 )」と「アメリカのグローバル勢力」について、国民に説明しない政治家は国を愛する人間ではない。

  GHQの統治下から今日までの歴史を踏まえ、米国から独立できない日本を国民に説明しない議員は、真の保守政治家とは呼べない。国民はまだ敗戦後の多くの出来事を知らないので、自由民主党の議員たちが日本に存在する「反日勢力」について語れば、「憲法改正」と「皇室護持」問題は即座に解決する。

 しかし議員たちには、説明する勇気がありません。政治家の勇気に期待できない今は、国民が声を上げるしか日本を救う道がありません。黙っている意気地のない議員たちを応援するには、主権者である国民が声を上げる時でないかと、「ねこ庭」から提案をしています。

 こんなことを何度もしつこく書き、亡くなった橋本首相の死因の曖昧さを「ねこ庭」で紹介したのは、昨日でした。

 国民の知らないところで「ウクライナ復興」と「北朝鮮」への巨額経済援助の話が進行しつつあるのに、国会では相変わらず与野党の議員諸氏が、「パーティー券問題」と「旧統一教会問題」で政争を続けています。本日は上川外相に関する共同通信社の記事を紹介する予定でしたが、「こんな政治家ばかりでは、もう日本はダメか。」と、ブログを続ける気力が喪失しました。

 気分転換のため、「ねこ庭」の過去記事を読んでいると、7年前に読んだ本の紹介を見つけました。自由法曹団編『有事法制のすべて』( 平成14年刊 新日本出版社 ) で、左翼の弁護士 ( 6名 ) が書いた反日の本です。

 政府の有事法制法案に反対する6人の弁護士が、夜も眠らず執筆した本だそうです。7年前のブログですからスッカリ忘れており、新鮮な気持で読み返しました。新鮮な気持になると、彼らの真剣な意見が紹介したくなりました。

 「明治政権の成立から昭和20年の敗戦まで、日本は絶え間なく戦争を行ってきた。」「多数の外国の人々を殺し、日本人も多くの生命を戦争の中で失った。」

 「その日本は、昭和20年から半世紀以上にわたって、戦争をすることはなかった。」「日本軍が他国の人々を殺すことも、日本の青年が、戦死することもなかった。」

 「これは平和憲法と、それを支持し擁護してきた、国民の力があったからである。」

 聞いたことのある意見と思いましたら、つい先日共産党親派のボウフラ君が、「ねこ庭」を批判攻撃する時に使っていた言葉でした。共産党が支配しているのは「日本学術会議」と「日本弁護士会」と言われていますが、なるほどその通りでした。彼らは判で押したように、誰もが同じ反日の言葉を使います。

 「ソ連崩壊後の現在のロシアには、侵略の意図も能力も欠けている。」「日本を侵略する可能性は、ゼロに等しい。」

 「また中国や北朝鮮との間にも、小さな島々の領有権や、漁業などでの争いはあるが、戦争にかけてでも解決すべき重大紛争とは、とうてい言い得ない。」

 自由法曹団編『有事法制のすべて』を読んだのは7年前ですが、出版されたのは22年前小泉内閣時代ですから、ソ連のウクライナ侵略も中国の尖閣領海侵犯もない頃の本です。

 「中国も北朝鮮も、地上兵力では強力であるが、海を渡っての作戦を遂行する能力はまったく持っていない。」「日本を軍事侵攻する可能性のある国は、存在しないのである。」

 「このように、過去にも現在にも、中・長期の視点から見ても、日本が軍事侵略を受ける可能性は、ほとんど絶無に等しい。」「したがって有事法制など、日本にはまったく、必要のないものと言わなければならない。」

 これが22年前から変わらない、日本共産党と日本学術会議と日本弁護士会の見解です。ボウフラ君が「ねこ庭」の水たまりで、懸命に喋る気持ちが分からないでもありません。

 侵略の意図も能力もないはずのロシアが、ウクライナを侵略しており、海を渡って進行する能力を全く持っていない中国が、尖閣の領海を侵犯して居座り、沖縄も自国の領土だと挑発しています。北朝鮮は毎月のようにテポドンを発射し、日本威嚇を続けています。

 「このように、過去にも現在にも、中・長期の視点から見ても、日本が軍事侵略を受ける可能性は、ほとんど絶無に等しい。」

 読むに耐えないバカな意見を、「国際平和拠点ひろしま」が発表するデータが否定しています。以前「ねこ庭」で取り上げましたが、再度介します。

 令和3 ( 2021 ) 年時点での、各国が保有する核弾頭数は次のとおりで、赤字は内数で実戦配備済み核弾頭数です。

  ・アメリカ   5,550発  1,800発 

  ・ロシア       6,255発      1,625発

  ・イギリス   225発   120発

  ・フランス      290発         10発

  ・中国     240発   

  ・インド         60 ~ 80発

  ・パキスタン    70 ~ 90発  

  ・イスラエル    80発 

   ・北朝鮮       10発 

   核弾頭を搭載できるミサイルを、中国は日本に向けに1,000基設置し、北朝鮮は 2 ~ 300基設置しています。核弾頭一発の威力は、広島長崎に投下された爆弾に比較すると、1,500倍と言いますから、2、3発来れば日本は壊滅です。中国と北朝鮮のミサイルが、既に日本を射程内に入れていると言うことを知れば、6人の弁護士の意見の無意味さが分かります。

 危機意識のない反日の亡国平和論ですが、国会で政争を続けているのは、こんな思想を持つ反日野党と自由民主党内にいる反日議員たちです。保身だけでその場しのぎの答弁をする岸田首相と、反論する勇気のない保守議員が国会にいて、日本の崩壊を放任しています。

 気分転換の思いが吹っ飛び、ブログを続ける気力を喪失している場合ではないと、過去記事が心を奮い立たせました。次回は新聞記事の紹介を中断し、国民の指導者たちの的外れな政争劇を取り上げます。

 パソコンまでが協力しているのか、「せいそう」と入力すると「清掃」と変換します。そうです、政争に明け暮れる国会は「清掃」が必要なのです。

コメント
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