タイトルでは4氏の言葉としていますが、同時期の貴重な意見なので、朝日新聞特派員の入江記者も紹介します。
氏は昭和44年に雄山閣が出版した『金日成伝』の推薦文を、このようなタイトルで書いています。以下は推薦文の内容です。
・かって幾世紀かの間、内憂と外患のために苦しんできた朝鮮民族は、いま金日成首相を天日と仰いで、社会主義国家としての基本路線をまっしぐらにつきすすみ、ゆるぎない基盤を築きあげている。
・まさに金日成首相は、百戦錬磨の偉大な政治家であるとともに、国際共産主義運動と労働運動の、卓越したリーダーである。この伝記は、ありきたりの記録ではない。
・世界史上にもまれな、民族解放闘争を勝利へと導いた人間金日成将軍の、感動あふれる一大叙事詩であり、輝かしい朝鮮近代史であり、人類の良心とも希望ともいえる不滅の人間ドラマである。
戦時中は学生の戦意高揚に努め、敗戦後に一転して平和主義者となった氏を知らない若者たちは、この言葉を信じるのだと思います。しかし氏の変節を知る「ねこ庭」では、北朝鮮を褒め称える無節操さを怒りと共に記録します。罪もない日本人を拉致した犯罪国家を賛美する氏は、まさに関西における「獅子身中の虫の親玉」でした。
昭和40年代、関西には北朝鮮賛美者の氏がいて、関東にはソ連を称賛する大内兵衛氏がいました。敗戦後の日本は氏のような反日の学者により、日本学士院と日本学術会議が占拠されました。東大社会科学研究所と同様、これらの組織が今も反日左翼学者の養成機関として機能していることは、何度か紹介してきましたので繰り返しません。
〈 2. 小田実氏の言葉 〉・・雑誌のインタビュー記事
・北朝鮮の社会を見ていると、それはあたかも働き者の一家で、みんなが懸命に働いていて、一家の頂に〈 アポジ ( おやじ ) 〉として、金日成さんがいる感じだ。( 昭和60年 )
〈 3. 寺尾五郎氏の言葉 〉・・昭和33年NHKのテレビ解説