拉致問題を根本から考えるため、前回までに4つの事実を確認してきました。
1. 拉致犯罪行為が行われたのが、昭和45年から昭和55年の10年間に集中していたこと。
2. 不法に拉致されたと思われる国民が、およそ900人もの多数に上っていたこと
3. 当時の日本には、北朝鮮へ警戒心の生じる風潮がなかったこと
4. 北朝鮮を称賛する著名な学者や政治家が沢山いて、マスコミが彼らの意見を大きく報道していたこと
ブログのタイトルを少しずつ変えていますが、シリーズとしては今回が6回目になります。前回までに登場した人物と組織を整理すると、興味深い事実が見えてきます。
反日左翼主義者・・・末川博、大内兵衛、土井たか子、小田実、寺尾五郎、小和田恒の各氏
自民党内の反日リベラリスト・・・野中広務、加藤紘一両氏
反日左翼マスコミ・・・NHK、朝日新聞、
反日左翼組織・・・ベ平連、九条の会、日本学士院、日本学術会議、朝鮮総連
反日左翼政党・・・共産党、社会党(社会民主党)、
先月の初めに「ねこ庭」で「トロイの木馬」の言葉を2つに分け、新しい定義を次のように変更しました。( 「トロイの木馬 A」は割愛します。 )
「トロイの木馬 B」とは、日本をダメにした人間と組織
1. 反日左翼学者・・「日本学術会議」と「東大社会科学研究所」で育成された学者たち
2. 反日左翼メディア ・・NHK、共同通信社、朝日新聞社、毎日新聞社、日本経済新聞社等
3. 反日左翼政治家・・与野党を問わず、「5つの悪法」の拡散に協力する政治家たち
4. ジャパンハンドラー ・・米国の反日勢力に送り込まれ、日本の政界、マスコミ、財界、学界内にいて影響力を行使する、外国人と日本人
ジャパンハンドラーは次回以降に登場しますので除外するとして、前回までに出てきた人物と組織は、「トロイの木馬 B」に該当します。何の自慢にもなりませんが、日本をダメにした人間と組織は「トロイの木馬 B」だ、という「ねこ庭」の分析が案外的を得ている気がします。
今回は、「北朝鮮が、なぜあのような大掛かりな拉致犯罪を実行したのか。」について、警察庁の公報を紹介します。( 長い文章なので、息子たちと訪問される方々が読みやすいように、「ねこ庭」で編集しました。)
・北朝鮮が日本人を拉致した目的は、必ずしも明らかでないが、金正日総書記は日朝首脳会談の席上、日本人拉致の目的について下記2点を説明した
・1つ目は、特殊機関で日本語の学習ができるようにするため
・2つ目は、他人の身分を利用して南(韓国)に入るため
警察庁の説明を読むと、北朝鮮が多数の日本人を日本の各地から拉致した理由が分かります。つまり北朝鮮は、日本国内で「金日成主義に基づく日本革命を行うための党」を作ろうと計画していた。このため多数の若い日本人を北朝鮮で教育し、再入国させる必要があった。同時に拉致した日本人を利用し、日本へ潜伏する工作員の日本語教育に当たらせた。
何年計画で考えていたのか不明ですが、恐るべき事実ではないでしょうか。警察庁が広報で述べているというのに、なぜかマスコミが報道しなかった「北朝鮮の目的」です。「社会の木鐸」を自称し、大騒ぎすることの好きなマスコミが、どうして今もこの事実を国民に伝えないのか不思議になるのは私一人でしょうか。
次回は、北朝鮮が日本以外の近隣諸国から何人の人間を拉致しているのか、「救う会 全国協議会」のホームページから紹介します。この数字がはっきりすると、北朝鮮の本気度が計れます。