おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

感謝で心を融かす

2010年08月11日 | ビジネス・夢
きれいな和紙風の紙があったので、デイサービスの利用者さんと一緒に箸入れを作ってみました。



誰かの役に立つということで、活き活きとした表情がよみがえってくる様子を見て、ひとりで感動しております。

天真爛漫な姿に帰られた方はありがたいと思います。
私たちのお世話を全身で受け止めてくださるからです。
身体だけが不自由になられた方はとても社会に遠慮して暮らしている事を感じました。

「こんな風になってしまって迷惑かけて生きるなら早く死んだほうがいい・・・」と言うので、
私は「何をいっているのですかあ!今まで沢山社会に尽くされてきたではありませんか。今度は私たちがあなたにご恩返しをする番ですから。どうぞ遠慮なくそれを受け取ってください。受け取っていただかないと困りますョ(笑)」
すると「そお?」と言いながら静かに微笑まれました。
お話をお聴きすると本当に世の中のために尽くされてきた方なのです。
品格のある中に時折見せるしっかりした表情、そんな様子に沢山の方に慕われてきたに違いないと私は確信しました。

他人に尽くす事が習慣になっている人は反対に尽くされる事が案外苦手だったりします。
春の日差しが雪山を静かに融かしして小川がさらさら流れていくように心を動かしていく事が出来たらいいなと思います。
それは「感謝」という言葉に尽きると思いました。