おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

主婦の特権

2010年08月12日 | 家族
毎日、何気なく、それが主婦の仕事だからと、食事を作る主婦歴32年の私です。
でも、よく考えてみると、それはすごい事をしているのに32年目の今日、気がつきました!

私は家族の命を預かっている、ということ。
私が作る食事で夫や娘は命をつないでいるんだあ~と。
おかしな話ですが、今夜はそんなことに感動しております。



今日はデイサービスの厨房のお手伝いを一日体験しました。
昼食に間に合わせるように栄養士さんが見てるだけでも気持が良くなるほど手際良く食材を調理して行きます。
私も補助的なお手伝いをさせていただきました。
昨年嚥下障害の講演会の司会をすることで、高齢者の一番の楽しみは食事である事を知りました。
そんな事を思い出しながら、家での調理よりも気を遣いながら野菜を刻みます。
そして、「美味しい」と言っていただいた時の嬉しいことったらありません。
(私は単に補助作業だったのですが(笑))
調理場にいるのがとても楽しくて、「休憩してくださ~い」とスタッフに声を掛けられても休憩はいらないなってまで思いました。

ちっとも疲れないのは毎日当たり前にやっている事の延長線上にあるからだと感じました。
まごちゃんが娘が使った30年も前のプラスチックのお皿にごはんを載せてあげたとき、大きな口でそれらをほおばる姿に感動したように、本日はご老人たちが美味しそうに食べている姿に感動。

そして、家族に毎日食事を提供する主婦業はとても名誉な仕事だとこれらの経験からあらためて感じ入った次第です。