実家には二女が父のために作ってくれたオリジナル日めくりカレンダーがあります。
最近記憶がちょっぴり薄らいできた父のために 、 家族の誕生日や記念日などが書き込まれた手書きの日めくりカレンダーです。
昨年の暮れにこれが届いたときは、家族全員感動してしまいました。
元保育士の娘にとってはあまりめずらしくない発想だったようですが、他の私たちにとって365枚のカレンダーをすべて手作りにする事自体が驚異的な事だったのです。
父はこうして平成23年は毎日わくわくしながら一枚一枚をめくっていくことになりました。
そして、2月最後の日にちをめくり終わったあとには・・・こんな↑3月のはじめのコメントが出てきました(笑)
3月は父の誕生日の月です。
「あいつはこのこと良く知ってるなあと感心していたら、午後一番でやまなか家からのはがきが届いたんだあ!」
と、私と長女が帰宅するなり、とっても嬉しそうに10パーセント割り引き案内バースディーカードをカレンダーのそばでかざして見せてくれました。
このタイミングの良さったらありませんね~最高です。
やまなか家からのダイレクトメールをここまで大切に嬉しそうに見るお客さんは父が一番かもしれないとさえ思いました。
こうなると、父の誕生会はもはや「やまなか家」で開催することしか思いつきません(笑)
「ケーキももらえるらしいぞ」と父
「うんうん、ちゃんと事前に予約しておくと出してもらえるからね、予約するからね」と私
家から目と鼻の先のやまなか家、おかげさまで焼肉冷麺がイベントの定番になっている小野家です。
私たちは事あるごとにこの近所のやまなか家を利用します。
そして、その度に美味しいだけではなく、精神的な満足も満たされてきます。
それは家族で大切な時間を過ごす上で、とても重要な事なのです。
日ごろ離れて暮らしている私たち家族がその日のためにお互いの日程や予定を調整しながら、やっとこさ集まる貴重な時間は精神的に満たされることがとても大切なのです。
そしてお店のサービスとはそういうところまで予想しながら、心から「満足」という時間を提供することが大切だと思うのです。
私にとっての「良いお店」は「美味しいお店」というより精神的に満たされる空間を提供してくれるお店の事を言います。