活動をしようと決心した最初の仕事はガソリンの給油です。
朝5時の暗いうちから車を並べ、9時からのガソリンスタンドの開店を待ちました。
4時間の車内待機。だんだん空が明るくなり、見上げると青い空に雲がほんわりほんわり。
空を見ていると、この12日間の出来事はもしかして夢だったのではなかったのかしらとさえ思ってしまう程、あまりにもいつもと変わらない空の色。
そして雲たちからは私たちの事をどう見えるんだろう・・・なんてぼんやり、かなたを眺めてて過ごすひととき。
「20ℓまでです。」と給油前に言われながらも入ったガソリンは何と10ℓちょっと。(軽のワゴンRです)
少々ガソリンが入っていた私が並んで本当によかったのだろうかと少し後悔してしまいました。
しかし、自宅と実家の距離を考えると、往復するのに結構減ってしまいます。(ちょっと言い訳・・)
整然と列に並ぶ日本人が世界中から称賛されておりますが、やはり小さないざこざは当然あるのです。
一台の車の割り込みに激怒した人が抗議して結果その車は立ち去りました。
「もしかしたら、どうしても入れなければならない急用があったのかもしれないよね・・・」とやはり自分の車で並んでいた三女。
毛布にくるまりながら暗いうちから並んで時間を費やしている人にとってはどんな理由であろうともそれぞれの大切な理由があるのです。並んでいる中で私が一番精神的にも余裕があったのかもしれません。
困っていない人はひとりとしていない今。
どうお互いを助け合い、思いやりながら復興への時を刻んでいくかがとても重要ですね。