おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

地域力を考える朝

2011年04月01日 | 暮らし

今回の震災で発揮されている「地域力」が注目されております。



孤立してしまった集落が力を合わせて、支援の手が届くまで乗り切ったという事例が紹介されておりました。
岩手県陸前高田市長洞地区では、地域力を集結して残った家に集まり、食糧を出し合い、翌日から暖かい食べ物を作って過ごす事ができたというのです。
あらためて日本の結いのチカラはすごいって思いました。

そして、わが家は今年地区で班長の役割がまわって来ました。
正直なところ、「めんどう」「できればやりたくない」そう思いながらも「次はお宅よ」と押されっぱなしで始まった新年度です。
小班長なので18世帯をとりまとめるだけのささやかな地域活動ではありますが、今回の震災で多くの地域力を見せつけられた今、私の中で何かが変わろうとしてしているのが感じられるのです。
とことん本気で地域の事を考えながら活動してみよう、しかも思いっきり楽しく!
この地に引っ越して13年程。まだまだ地域で知らない事が沢山あります。
ご近所のお付き合いも最小限で、お隣さんともめったに会わない時期もあります。
地域活動にだって、ほとんどと言っていいほど参加しておりませんでした。
最初のお仕事として広報を届けて歩きながら、今大災害がここを襲った時、私は何ができるのだろう、そんな事を思いながらご近所の家族構成もろくに知らないままであることに気が付きました。

今年の私のスローガンに一行追加された言葉は

「地域力を高めるための貢献」  

大それた事はできませんので、まずは回覧板には楽しいイラストやメッセージを独自に追加して回覧してみようと思います。
自分自身が楽しむ事からはじめます(笑)


それぞれの役割で日本を再生を目指す

2011年04月01日 | 

花巻市大迫町にある桂林寺佐々木瑞岳住職とご縁を頂きました。



震災後、ご住職はお仲間と炊き出しや支援物資を届けたりと日々活動されております。
現地に行っていない私は少しでも様子をお聞きしたくて、仕方ありません。
今、私が行っていいものなのか?
現場が本当に必要としているものは何か?
今、ここで私が出来る支援は何か?

物資はある程度届くようになったそうです。
当初から炊き出しや避難所のお世話をしている方々がとても疲れてきているのだそうです。
「例えば、食事を作っている人を一日でも休ませてあげて代わりに作業してくれる人がいれば助かると思います。」

あ、それなら出来る!

整体師の友人は近々マッサージボランティアで彼らに同行します。
何の資格もない私に出来る事は何かを模索しておりました。
傾聴ボランティアをしようかとも考えましたが、あまりにも深い心の傷を負った人たちへの心のケアは専門下の元に行わないと逆効果になる場合があるということを知り、あきらめる事にしました。
では、何ができるのだろうと探していた時に知った炊き出し補助ボランティア。
長期の滞在は出来ない私にとって、迷惑をかけずに単発でお手伝いが出来る事はありがたいです。
現地のニーズを具体的に聴いて確認して頂きながら、可能ならこの炊き出し補助ボランティアをかって出たいと考えております。

さて、佐々木瑞岳住職は生活支援はもとより、現地で多くの方々に手を合わせて来られました。
「どこのどなたかはわからないのですが、とにかく拝ませて下さいとお願いして手を合わせて来ました」
それは、見送るご家族にとって大きな大きな支えになったはずです。

それぞれがそれぞれの役割で精いっぱい被災地で活動をしている姿をあたらめて感じているとき、友人が言いました。
「あなたは、小さくて弱者の個人事業の人たちを応援する役割ね!」と。

よし、10年継続支援プロジェクトをプランしよう!