あの子とは 身も心も 一つなり

2008年05月17日 | 僕…
僕は…携帯電話依存症です。

あの子を昨夜から…充電器で充電します。
朝あの子を…そこから抜き取ります。
そこで…あの子との記憶がなくなります。

すると突然ですが…あの子が消えます。
いつも傍に居る…あの子が居ません。
そうなんです…あの子が見当たらないのです。

いくら思い出しても…鞄にあるはずです。
しかし逆さにしても…鞄にはありません。
そこで僕は平常心を装いますが…パニクリます。

あの子がなくなったら…電話番号やメアドは変わるのか?
あの子がなくなったら…ダウンロードした着メロはどうするのか?
あの子がなくなったら…沢山のデータ写真や沢山のメモもなくなるのか?

パニクッてる僕は…周りが見えません。
パニクッてる僕は…話が聞こえません。
パニクッてる僕は…何を言ってるか解りません。

しかし数分後…あの子は変な場所から出てきます。
その場所は人に言うのも憚る…妙なところです。
そして他人に迷惑を掛けた僕は…平身低頭です。

毎回行方不明になると大騒ぎの僕は…あの子に誓います。
これからは…あの子を僕のポケットに入れる事にします。
僕は…あの子を肌身離さず過ごす事を決めました。

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