エッ！なによ？ 他人の携帯 気になります

混み合った…電車の中です。
僕は…立って携帯をイジってます。
僕の前に立ってる人も…携帯をイジってます。

その前の方は…メールを打っているようです。
すると…その前の方の携帯の画面が目に入ります。
そしてそこには…≪小野は駄目だ≫と書いています。

僕はドッキとして…前の方の顔を見ます。
しかし当然ですが…全然知らない方です。
まぁ〔小野〕と云う方は…沢山居るでしょう。

それから僕は…その方のメールを覗き込みます。
どうやら…その小野君は仕事が出来ないようです。
また小野君は…最近は無断欠席が多く迷惑なようです。

そして他人のメールを盗み見をしていた僕は…驚きます。
そのメールの小野君は…≪オノケン≫と呼ばれているようです。
その唖然の僕を他所に…メール中の方は電車を降りてしまいます。

『僕の知らない〔オノケン〕君！…頑張って下さい！』