無理難題 危機一髪だぜ 汗タラリ

地下鉄で仕事に向かいますが…遅刻ギリギリです。
しかし事故が起きたようで…少し遅れ始めます。
すると僕のお腹も…異様な変化が起き始めます。

座ってる僕は少し我慢しますが…もし立っていたらアウトです。
でも次第に痛みが発し…見る見るうちに頂点に達してしまいます。
僕は目的地に着く前に…仕方なく途中下車することを選択します。

きっと大きい駅なら…トイレもあると決め込んで降ります。
トイレが小さく…もし満室だったら僕はそこでアウトです。
直ぐに駅のトイレの案内板を見つけて…小走りする内股の僕です。

しかし某駅のトイレは…改札口を出なくては駄目でした。
小さな余計な出費ですが…背に腹は変えられません。
僕はSuicaのカードを…自動改札機にタッチします。

すると赤いランプが着き…料金不足と表示されます。
いつもチャージ満点なのに…こんな時に限ってアウトです。
僕は急いで…チャージをする為に精算機に行きます。

いつもは千円札と小銭だらけの…僕の財布です。
しかし今は財布を開けると…1万円札しか入っていません。
しかも…この精算機は千円札オンリーです。

僕は…駅員さんのところに行き両替をします。
そして…また精算機に戻ってチャージします。
もう限界を超える寸前の僕は…トイレに一目散です。

すると男子トイレは…清掃中と表示されています。
もうヤバイ僕は…掃除を邪魔しないように入ります。
しかし掃除をしている方の姿は…何処にもありません。

僕は…今がチャンスと個室に入ろうとします。
すると個室には…掃除中のオバサンが居ます。
少し安心した僕は…少し油断をしたようです。

『お借りします！』と叫んで…オバサンを追い出す僕です。
キョトンとしたオバサンは…素直に追い出されます。
そして…間に合った僕です。

復活した僕は…個室の扉を思いきって開けます。
扉は〔ゴツン！〕と…鈍い音を立てて開き切ります。
僕がそちらを見ると…扉は掃除中のオバサンの頭にあたったようです。

折角落ち着いた僕は…また小走りにトイレを出ます。
僕には…オバサンに謝罪する時間がありません。
だって仕事に…遅刻してしまいますよ。