高額な 交学聞いて 高学す

2008年07月30日 | 僕…
かなり唐突ですが…《パリ国立オペラ》を観ます。
僕の人生で…オペラを観たのは1回だけです。
しかし…その貴重な1回は眠りの世界に入ってしまった僕です。

劇場は…渋谷のBunkamuraのオーチャードホールです。
クラシックはあまり観ない僕は…初めての劇場です。
そして何んと!…僕のシートはS席・58000円です。

そんな値段のシートでは…絶対に眠っては駄目です。
演目は二本立てで…ハンガリー語とチェコ語で行なわれます。
日本語字幕が両袖に出ますが…簡素な翻訳で内容が把握出来ません。

でも僕のシートはS席・58000円で…絶対に落ちる訳にはいきません。
合計上演時間は約108分ですから…1分約500円のシートです。
こんなに高額なチケット代が…オペラ文化と云うものなのでしょうか。

上演された二本の演目は…あまり有名ではないようです。
最初の「消えた男の日記」は…1921年初演の作品です。
もう一本「青ひげ公の城」は…1918年初演の作品です。

昔の作品だからでしょうか…テンポが目茶目茶遅いのです。
歌詞と曲が並行して完成されてるのが…オペラです。
だからカットしたら良い台詞も…カットは出来ないようです。

時流が早い21世紀に…あの間を詰めるのは必死のようです。
映像や照明を駆使し…観る者を飽きさせない努力を感じます。
そして僕のシートはS席・58000円です…一生懸命に観続けます。

開演前には…「勝手に拍手はしないで」とアナウンスがあります。
上演中も場内係の方々が劇場内に待機し…何かをチェックしています。
終わっても強要しないのに…カーテンコールの繰り返しをしています。

こんなハードルの高さでも続く…不思議なオペラの世界です。
だから観る為の服装を…僕は一番悩んでしまったのです。
ちなみに短パンやGパン…Tシャツを着た方々はいませんでした。

始めて経験する…僕にとっての謎の世界・オペラです。
高貴な気分での…大きな劇場での世界の歌声は耳に残ります。
そして何度も書きます…僕のシートはS席・58000円です。




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