名人は 名人によって 作られる

2008年10月20日 | 僕…
以前は月に一回は…寄席に通っていました。
生の落語の雰囲気が…とても好きでした。
しかし最近…落語を聞いていません。

小朝は…上手いです。
正藏も…伸びています。
志の輔も…面白いです。

でも僕が一番好きな落語家は…柳家小三治です。
小三治師匠の落語を…生で聞いたのは10年程前です。
しかし本当にそれ以来寄席と云うモノから…足が遠のいています。

TVで小三治師匠の…ドキュメントが流れています。
御歳68歳の芸は…画面を通しても名人芸を感じます。
噺しの一部を聞いているだけでも…身が引き込まれていきます。

インタビューで…苦労の日々を語っています。
固い生真面目な小三治落語は…安定して上手さ抜群でした。
しかし名人・小さん師匠に…「お前の落語はつまらない」と言われたそうです。

どうしたら悶々とした日々が…続いたようです。
そして名人・志ん生師匠の…名言に出会います。
「落語は笑わせようとしたら…面白くない」

何事も…気負っては駄目です。
そんな名人の言葉は…誰人にも通じます。
そして名人・柳家小三治も…その地位を確立したようです。

そんな番組で…名人達に学ぶ僕です。
そして又暫く…小三治落語を追ってみようと思う僕です。
落語だけに…名人達の語りに落ちた今日の僕なのであります。

お後が…宜しいようで!


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