稽古場は 何があっても 倒れません

我が稽古場は…2004年からお借りしてます。
我が稽古場は…築40年以上の年期があります。
我が稽古場は…5階立ての3階に位置しています。

先の地震で…大きく揺れます。
しかし倒壊する事なく…無事です。
何故か…僕のロッカーだけ倒れます。

壁や柱を…チェックします。
ヒビやカケが…目につきます。
果たして…地震が原因か疑問です。

でも不動産屋さんに…報告せねばなりません。
更新時にしか合わない…不動産屋さんに伺います。
僕の顔を見ると…ニッコリ「お久し振りです」と言います。

そこで僕は『地震で…部屋にヒビが入りました』と言います。
すると眼鏡をズラシ「どこの…部屋でしたでしょうか？」と尋ねます。
不動産屋さんは…かなりマズイ状況に追い込まれたように真顔になります。

『○○ビルです』と…僕です。
「ああ！」と…不動産屋さんです。
ホッとした様子で…眼鏡を直し微笑みます。

『一応…ご報告と』僕です。
「はいはい」と…不動産屋さんです。
そのビルはヒビだらけと…そんな顔です。

『地震で出来たヒビか解かりませんが』と…謙虚な僕です。
「ご苦労様です」と…もう話にならないと云った雰囲気です。
あのビルの耐震には言葉もならないと…そんな感じなのです。

僕も…ニヤニヤします。
後は会話も…ありません。
ペコリと頭を下げ…帰ります。

そんなビルでも…
僕達には…大事な稽古場です。
確かに…古いですがね。