日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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ここんとこ、ググることに何かひっかかる自分がおり、
アンチGoogle宣言!?朝日記事評:思考に適した検索サイトとは(2007-03-13)
さらに脱グーグルへの鼓動が着々と? 日経3/14朝刊記事:感想(2007-03-15)
などな気分となっているところに「グーグル・アマゾン化する社会」という絶好のタイトルの本をみつけたので読んでみました。作者は、森健。


WEB 2.0の説明からはじまり、ウェブ社会を代表するグーグルとアマゾンというメジャー2企業の成功モデルを追いつつ、情報化の流れと社会への影響を考察していますが、「ネットによる一極集中の流れに対しての危機感」が根底を貫いており、非常に興味深い本でした。
マイクロソフトというとうんざりしてしまう、アレに近い感覚です。


最終章がおもしろく、特に最後の20ページがクライマックスかなと。
特にささったところをひとつ、ご紹介しましょう。

「(ボディピアスをした10代の女の子が「自分がやりたかったから」とその動機を答えた記事をもとに)彼女は納違いなく自主選択的だと主張するだろう。しかし、この自主的な決定の時間的、地理的、社会的クラスタリングはあまりに顕著であり、それ以外のものでないことを示している。むしろ、その流行は伝染病のように発生し、街や社会集団の枠を越えて、偶発的意志決定のカスケードとなって広がっていった。個々の意志決定をおこなった個人は自分の選択が強大なパターンに収まっていることに気づいていない。それでもパターンは存在している」

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