日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



今年1月に発売された「次世代ウェブ グーグルの次のモデル」(佐々木俊尚氏)の読後評です。
ウェブ2.0の次の展開を考察しようとチャレンジしている本が多い今日この頃ですね。


前半の第一、第二章は、最近のこういった本に多い、Web2.0の世界分析。
ここを論じない限り、次にいけないというのもわかる。

第三章は、タイトルで全てわかるのだけれど(第三章 変化 「地主制度2・0」と楽天の岐路)ショッピング・モールを徹底的に鍛え上げることによって成長した「楽天」現象、そしてそのモデルの古さについて、はっきり書いてあるところが良い。

次の章では、ヤフーとミクシイについてふれたあと、グーグルへの記述章へ。
ここでの検索エンジンの例え方がオモシロイ。
グーグルなどのは現状の検索エンジンは「UFOキャッチャー」である、と。
かつこれらの「UFOキャッチャー」はまだまだ進化を予感させ、今のグーグルを凌駕し、さらに各ユーザーにフィットする検索エンジンが生まれる可能性について言及しています。

そして続く六~八章のタイトルは刺激的なものばかり。
第六章 「リアル世界」に進出する日本の検索エンジン
第七章 「無料経済」下の収益モデル
第八章 キーワードは「リスペクト」

期待したのですが残念ながらタイトルに反して、ここは喰い足りない印象。
このトピックが現在進行形の内容だけに、わずか3か月前に発売されたばかりとはいえ、もう鮮度が落ちてしまっています。
もしかしてネットの進化は、このテの本にも影響を及ぼすかもしれませんね。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



     


 
編集 編集