日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



なぜかこの本のどこにも全く記載されていませんが、元になったのは2003年の2月から2004年の2月まで雑誌「宣伝会議」に連載されていた、「ディズニーが来た! イベント・ビジネス創世記の鬼才たち」です。
著者はホイチョイの馬場康夫氏。

発売は今年1月なのですが、2003年当時に毎月食い入るように読んだ上でコピーして保存していたので今回の出版を知っても手を出すことはなかったのですが、手の届くところに出現したのでここぞとばかりに一気読みです。
既に知っている内容ということもありますが、ホント!!にノンストップ状態でした!!


大阪万博(このブログでは一時期中心的なトピックの万博です)そしてそこで人気のあった住友館、電力館にかかわり、日本初のプロデューサーと言われた小谷正一。
その愛弟子だった堀貞一郎、そして縁を感じてその堀を引き込んだオリエンタルランドの重役たち。


この男たちが影響しあって遂につながるのが、御大ウォルト・ディズニー。
世界そしてアジア、日本のイベント創世記を作ってきた、「企画」という言葉よりしっくりくる言葉、「企て」を実行してきた男たちの「大」がつく冒険物語。
昔読んでいる時もそうでしたが、この内容にどれだけ勇気づけられることか....


この話はまだ続けるつもりのなですが今日はここまでにして、最後に2007年という現在の閉塞感をピタリ言い当てていると私が思う、小谷正一のこの本には載っていない名言で締めくくりたいと思います(記憶にたよっているので多少のニュアンス違いはご容赦)

「最近、何かと人をクサすヤツが多いが、どんなものだろうか。そこでソイツを褒めてやればいくらでも伸びるのに」

全くそう思わざる得ない2007年。
ほとんど何も達成感を経験しないままにもかかわらず、何十年も立回ってきたツマラない人間が達成感の経験者を「クサす」ことを本業として(ぷぷっ!!ああなさけない)いる人種がこの世にのさばりすぎている今の日本。
こじゃアカンとハッとさせられる一冊です?!

~その2~に続く。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



     


 
編集 編集