タイトルが出るまでの、オープニングのインパクトがまず凄い。
わずか数分間で、今回のテーマは「人類の源流」探し、だと明示する。
まるで2001年 宇宙の旅 (2001 A Space Odyssey)を思い出させるような映像も登場。
そして直後のエピソードもその明示を強化しつつ、主人公たちを紹介していく。
ところが物語がが進むうちに、「人類の源流」探しもありつつ、違う印象もふつふつと強化。
それは、リドリースコットの「エイリアン」の原点、に帰ろうとする「エイリアン源流探しの旅」の様相が!
第一作「エイリアン」の原点に戻ろうとする意思をひしひしと感じるのだ。
過去のこのシリーズの流れをみるに、その感覚は確かになってくる。
第一作はリドリー・スコットだったものの、
第二作 ジェームズ・キャメロン
第三作 デヴィッド・フィンチャー
そして最後は仏ジャン=ピエール・ジュネ
と、監督ごとに、ぐちゃぐちゃに世界観をいじられた感がある。
しかも!「エイリアンVSプレデター」のような亜流(笑)も制作されてしまった。
だからこそ、「エイリアン」の原点、に帰ろうとしているのだ。
正に「エイリアン源流探しの旅」。
他にもリドリーのこだわりを感じたところが。
<ホラーSFである「エイリアン」には、恋愛要素が薄いにもかかわらず、妊娠・出産のメタファーを
<中心に「濃厚なセクシュアリティが漂っている」from Wikipedia
今回の女優陣ノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロンもそれぞれ、このこだわりにかなり強力にやられている(笑)
絶句しちゃうような強烈なシーンも含め!
結論:プロメテウス Prometheus が観たいゾ! 明日全米公開(012-06-07)をアップするくらい、この映画に入れ込んでいた、当ブログ。
そこに書いた「リドリー・スコットが気合い十分で放つ新作」は、それが「エイリアン源流探しの旅」という点で、この夏 見逃せない1本!
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