10月3日に実家の小屋をペンキ塗りしましたが、沢山の作業が残り、再び畑沢へ向かいました。今回は一泊二日で頑張ろうと寝袋を車に積み込んでいます。ちょっとした山小屋泊まりの雰囲気です。天気は上々、背炙り峠へ登る途中の中沢の棚田ビューポイントから、遠くに大朝日、小朝日、鳥原山、伊東岳などが見えます。若いころに何度も登ったのですが、もう登れるのでしょうか。 少し拡大してみました。大して変わりないようです。肉眼では、かなりはっきり見えたのですが、カメラのレンズを通すとやっと見えるだけです。腕かなあ、カメラのせいかなあ。
「中沢の棚田ビューポイント」という看板があったのですが、もう何年も骨組みだけになって、葛の蔦が絡んでいます。看板を取り外すように言われたのでしょうか。中沢人たちが地域を盛り上げようと設置したものだと思います。残念です。もしも、取り外すよう指示したとすれば何方でしょう。指示すべきことはこの様なことではなくて、他に沢山あるはずです。
さて、一日、ペンキ塗りを頑張って小屋に泊まろうとしたのですが、カメムシが電灯に群がってきました。群がるだけならまだしも、ブンブンと飛び回ります。羽音はスズメバチと同じです。壁も一面がカメムシだらけです。夕食の中にも入ってきそうです。
カメムシは電灯の笠だけでなく、スイッチの紐にも鈴なりに場所争いをしています。
これでは寝袋を広げて眠る雰囲気ではありません。とうとう、畑沢での宿泊を諦めて、峠を越えて山形へ帰ってきました。私としたことがカメムシ如きに負けるとは。