実家のペンキ塗りをしていますが、昨晩はカメムシの大群に恐れをなして山形へ退散したので、再び早朝に山形を出発して峠を越えます。いざ峠への道に入ろうとしていた時に、東の山々が奇麗に見られました。背中炙り峠の楯跡がある山もはっきり見えます。いい機会ですので、村山市中沢方面から見た楯跡の解説をします。えっ、何回も見せられたので、もう結構とおっしゃるのですか。そう言わないでください。私にできるのは、それぐらいしかないのですよ。
A;「背中炙り峠」 峠の地蔵堂、湯殿山、山神があります。
B;「曲輪」 最も北側の曲輪です。
C;「堀切」 主郭に登る虎口もあります。
D;「主郭(しゅくるわ)」 楯跡で最も標高が高くなっていて、さらにその上に櫓の跡があります。
E;「堀切」
F;「曲輪」 最も南側の曲輪です。単なる平坦な地形ではなくて、台状の地形も見られるなど複雑さがあります。謎が多くあります。
G;「堀切」 二連の堀切です。事情がありそうな地形もあります。
H;「堀切」 ささやかな堀切です。
I;「堀切」 さらにささやかな堀切です。
ペンキ塗りを始めたものの、ほんの二時間ほどで小雨が降ってきましたので、作業を中止し秋の雰囲気を楽しみに山際を散歩しました。山の本格的な紅葉はまだですが、気の早い樹種は赤くなっていました。紅葉が早いのは漆です。実(み)が豪華な簪(かんざし)のようにぶら下がっています。漆の実には蝋の成分があると聞いたことがあるようなないような。ところで、この漆では、漆塗りできないそうですね。ついこの間まで漆塗りに使えると思って、いつか大きく成長させれば、樹液を採れると期待していました。金に目がくらんでいたのでしょうかね。
沢の中に入ると、ツリフネソウなども咲いていました。外にも、しそ科の花も咲いていましたが、名前が分かりません。ネットで探すと、アキチョウジの画像が似ていましたが、全く自信がありません。