1週間前のことになりますが、12月7日(日)、「松本和将ピアノリサイタル ベートーヴェンピアノソナタ全曲シリーズPart6」が開催されました。
14:00から「熱情ソナタ」のレクチャー、16:00からがリサイタル。
完全な防音というわけではない会場なので、選挙カーの連呼が心配でしたが、無事終了。
主催の方がいろいろ対策してくださったおかげと思います。よかったよかった・・・・
今回のプログラムは、22~26番ということで、割に短い曲が並んでました。23番「熱情」も25分もかからない曲ですし。演奏順は、24番「テレーゼ」、25番「かっこう」、26番「告別」、休憩後に22番、23番「熱情」。
「熱情」以外は実はあまり演奏会にかからない曲なんじゃないかと思ったりするわけですが、意外に趣味の大人が弾くのがこのあたり。22番はそうでもないかもしれませんが、私自身はかなり好きですし、弾いたこともあります。
ほぼその1週間前に、24番と25番と27番をH先生の演奏で聴いてましたので、24番と25番はいやでも聴き比べの感じになってしまいましたが(笑)、そうしょっちゅう演奏される曲でないからこその、それぞれの違い、良さがわかり、興味深く聴かせていただきました。
部分的には24番の出だしの音がいいなあ・・と思ったり、22番の2楽章の速さも次に23番を続けて弾くバランスからいうとこれもいいなあ・・と思ったり。
私自身は速く弾けないことがおもな理由で、22番の2楽章アレグレットはわりに緩い感じで、頭の中では複数の図形が重なったり離れたり、波紋のように広がったり縮まったりしてて、それを遊んでるんですけど(でも実際は弾くので必死・・汗)、今回、こういうスピード感のあるダイナミックな表現もいいかも、と感じました。
ところで、14時からのレクチャーですが、ほぼ音楽専門以外の方ばかり。でも、質問や要望が出て、なかなかアツい会となってました。お客さんも回を重ねるごとに、ピアノ関係以外の方も増えてきたように思います。
次回は4月26日(日)で、レクチャーが14時から、リサイタルが16時から。
27番、28番、29番「ハンマークラヴィア」。
楽しみです。