チャイコフスキーコンクールの2週間が終わり(ただネットで見てただけですけど)、ちょっとさびしいこの頃です。
時間が時間だっただけに(夜7~11のあとは夜中の1時開始とか)観ることができたのは、アーカイブを入れても半分いったかいかないか。
それでも、大変楽しませていただきました。
わが身と比べてはバチが当たりますが、とくにロシアなどは国の期待を背負ってのすさまじいプレッシャーの中、技術面だけとってもあれだけの精度、しかも個性音楽性豊かに表現できるとは、どれだけの時間をピアノと向かい合い、これまでの人生を捧げてきたのだろうか・・とただただ思うばかり。
結果は こちら
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さてお知らせです。
過去7回で1~29番が演奏された、松本和将ピアノリサイタル<ベートーヴェンソナタ全曲シリーズ>ですが、
今月27日についに最終回(30~32番)を迎えます。
今回も会場はライフワンで、16時からリサイタル。それに先立って14時からは講座があります。
また終演後はホールにてレセプションパーティがあります(要予約)
ところで、前回の4月26日(日)については、記事を書いてなくて申し訳ないです。
書いてないだけで、ちゃんと聴きましたし、書く気になれなかったとかいうわけでもありません(笑)。
このころ、個人的に猛烈に時間がなかったため、すっかりタイミングを逃してしまいました。
27,28,29番でしたが、2か月以上たった今でも強烈に覚えていることがありまして、
それは27番の2楽章のことなんですね。
1楽章とくらべると、ちょっとシューベルトっぽいというか、いきなりロマン派?みたいな感じも受ける楽章なんですが、
この日は、どこまでいっても「ベートーヴェンだ」「ここも、あそこも、ずっとベートーヴェンだ」という気がしまして、
だからと言ってなにをもって「ベートーヴェンだ」と思ったのかと言われると困るのですが、
初めて1楽章2楽章通してのつじつまが自分の中で合ったような気がしました。
29番という大曲があったせいもありますが、音量、音響の面でかなりのボリュームがあり、席によっては、かなりの音圧でした。
たしか過去一回か二回、会場の仕切りを開けていたことがありましたが、あれくらい抜けたほうがいいのかな・・と思ったことを覚えております。
それもいろいろ難しい点があるので良し悪しではありますが。
2年がかりのチクルスの最終回、楽しみにしております。