~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

松本和将ピアノリサイタル<ベートーヴェンソナタ全曲シリーズPart8>のお知らせ

2015年07月08日 14時36分58秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

チャイコフスキーコンクールの2週間が終わり(ただネットで見てただけですけど)、ちょっとさびしいこの頃です。

時間が時間だっただけに(夜7~11のあとは夜中の1時開始とか)観ることができたのは、アーカイブを入れても半分いったかいかないか。

それでも、大変楽しませていただきました。

わが身と比べてはバチが当たりますが、とくにロシアなどは国の期待を背負ってのすさまじいプレッシャーの中、技術面だけとってもあれだけの精度、しかも個性音楽性豊かに表現できるとは、どれだけの時間をピアノと向かい合い、これまでの人生を捧げてきたのだろうか・・とただただ思うばかり。

結果は こちら

また ガラコンサート含めたすべてのアーカイブはこちらで (上のほうの楽器名、あるいは右サイドの楽器の絵をクリックします)

 

 

さてお知らせです。

過去7回で1~29番が演奏された、松本和将ピアノリサイタル<ベートーヴェンソナタ全曲シリーズ>ですが、

今月27日についに最終回(30~32番)を迎えます。

  (クリックすると大きくなります)

今回も会場はライフワンで、16時からリサイタル。それに先立って14時からは講座があります。

また終演後はホールにてレセプションパーティがあります(要予約)

 

ところで、前回の4月26日(日)については、記事を書いてなくて申し訳ないです。

書いてないだけで、ちゃんと聴きましたし、書く気になれなかったとかいうわけでもありません(笑)。

このころ、個人的に猛烈に時間がなかったため、すっかりタイミングを逃してしまいました。

27,28,29番でしたが、2か月以上たった今でも強烈に覚えていることがありまして、

それは27番の2楽章のことなんですね。

1楽章とくらべると、ちょっとシューベルトっぽいというか、いきなりロマン派?みたいな感じも受ける楽章なんですが、

この日は、どこまでいっても「ベートーヴェンだ」「ここも、あそこも、ずっとベートーヴェンだ」という気がしまして、

だからと言ってなにをもって「ベートーヴェンだ」と思ったのかと言われると困るのですが、

初めて1楽章2楽章通してのつじつまが自分の中で合ったような気がしました。

29番という大曲があったせいもありますが、音量、音響の面でかなりのボリュームがあり、席によっては、かなりの音圧でした。

たしか過去一回か二回、会場の仕切りを開けていたことがありましたが、あれくらい抜けたほうがいいのかな・・と思ったことを覚えております。

それもいろいろ難しい点があるので良し悪しではありますが。

 

2年がかりのチクルスの最終回、楽しみにしております。