~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

「第4回カンマームジークアカデミーin呉」無事終了いたしました! 

2016年04月03日 13時15分14秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

  

「第4回カンマームジークアカデミーin呉」、昨日の「室内楽コンサート」をもって全日程を無事終了いたしました!

前記事に書いたように、開催10日前からのスタッフ参加でしたが、セミナー中は4日間のうち3日間受付その他、そして、最終日の室内楽コンサート(受講生修了演奏会&セミナー講師によるコンサート)は、9時から20時半まで舞台袖に控えておりました。

 

ざっと写真で振り返ってみます。

 

・初日朝、7時台の呉行きバスから

 

 

・初日(3月29日)の午前中に行われた、「初めてのトリオ体験」

小学3年生から6年生までの10人が

シューマン、ブルグミュラー、チャイコフスキーを原曲としたアレンジ曲を演奏しました。

勇敢な騎士、
甘い夢、
フランスの古い歌、
牧歌、
小さな嘆き、
天使の声、
アリエッタ
いずれも素敵な曲、すばらしい演奏でした。

 

 

・3月29日~4月1日 アンサンブルレッスン&個人レッスン(写真はアンサンブルレッスン)

  

 

・4月2日 室内楽コンサート第1部:受講生によるセミナー修了演奏会 過去最多の28組

足台使用の小学生も2人参加!生き生きとした心はずむ演奏でした!

モーツァルト:ピアノ三重奏曲変ロ長調K.254 第1楽章

 

ハイドン:ピアノ三重奏曲第25番ト長調「ジプシー・ロンド」 第1楽章

 

 

お姉さま受講生の演奏

ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番 ト短調

  

シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D.956 第4楽章

 

 

・4月2日 室内楽コンサート第2部:講師によるコンサート 全6プログラム

 

シューベルト:幻想曲ヘ短調D.940

  

シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D.956 第3楽章

 

シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44 第1楽章

 

 なぜか無意識に、シューベルトがたくさんアップされておりますが、とくにシューベルトの曲が多かったというわけではないのです。

 

 

・4月2日の個人的戦いのあと(ゲネプロ・本番 ステージ進行表)

9:30~12:50 ゲネプロ

13:30 受講生演奏開始

18:45 講師演奏開始

20:06 講師演奏終了

 

・そして帰りのバス(土日最終便)

写真は、カンマームジークアカデミーFBにたくさんありますので、興味がお有りになる方はどうぞご覧ください。

 

 

今年は、のんびり昼間の2コマくらいずつ聴講に通おうと思っていたのですが、

「どうせ来るなら働け」というなにかの思し召しなのか、

「持てる力は次の世代へ注げ」ということなのか、

まあ、どちらでもいいですけれども(笑)、

お手伝いしつつ、ちらちらとレッスンを拝見したり、本番をアタマ1割くらい(9割は進行関係で占められてたもので)で聴かせていただきました。

という状態ですので、まとまった感想はないのですが、ひとつだけ。

すべての日程を終了して私の頭に残ったのは「責任」ということ。

当然のことですが、今回はソロの演奏はないわけです。個人レッスンであっても、アンサンブルの一部としての演奏の指導です。

必ず「相手」があります。

自分から発信するものに「責任」を持ち、

相手の発信するものを「責任」もって受け止め、

それらを合わせて、全体を「責任」もって構築し、

それを「責任」もって誰かに(お客様に)聴いていただく。

みんなでやるから楽とか、気軽とかいうことではなく、ましてもたれかかるとかいうことではなく、

基本的にはそれぞれがしっかり自立してないと、どうにも形にならないわけです。

そういうことを、レッスン中、先生方はさまざまな方法で教えておられていたなあ・・・・という気がします。

このセミナーは、プロを目指す子、すでにプロとして活動を始めている方々が多く参加されますが、

自分自身に対する厳しさというものは、舞台袖で聴いていても、音の違いとして伝わってきます。

音の良さ、技術上のうまさは当然として、やはり講師の先生方の音というのは、責任の重さというか強さが違う。

 

顔や身体にこれまでの足跡が刻まれるのは当然のことですけれども、

トシとってきたら余計に、下手とかアマチュアとか練習時間うんぬんとかそういうこととは無関係に、自分の中身が音に出るので心せねば(汗)。

おそろしいことです・・・・・