~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

一里塚(ハンマークラヴィーア練習記録 その2)

2017年06月25日 09時50分34秒 | ピアノ

珍しく、月2回目の更新です。

 

「ハンマークラヴィーア練習記録」というサブタイトルをつけてみたので、もし検索かなにかで、こちらに迷い込まれた方のためにちょっと説明をば。

この曲の本番は11月23日(祝)の「ベートーヴェンのソナタを弾く会」で、客席50くらいの喫茶店内のサロンであり、

いちおう公開ではありますが、ほぼ仲間内の会です。

この会は今回で第10回、私は第1回から弾いてまして、今までに、

1,2,5,6,9,11,12,14,16,22,23(×2)、25、28番 のそれぞれ全楽章を弾いてきています。

目標は65歳までにコンプリートで、現在53歳なので、「弾けても弾けなくても元気なうちに29番をとりあえず弾いてみよう!」とこういうことです。

こんなことをするくらいだから、よほど弾けるやつかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

アマチュアの中ではたぶん中の中あたり。はったりがきくところがあるので、いわゆる「ウマげ」に見える瞬間があるかもしれませんが、

技術的にはどうってことないです(笑)。

で、近年ソロ演奏が大嫌いになり、本番が近づくと、緊張通り越してウツっぽくなります。

伴奏やブライダルのお仕事もやってますので、演奏そのものは嫌いではなく、好きな方だと思いますが、

ソロはできればやりたくない・・・・それも暗譜は勘弁。

ますますどんなやつかと思われるかもしれませんけども、ネット上には音源いっさい出してませんので、リアルで知り合いでない方、どうかよろしく想像ください(笑)。

 

で、前記事にも書きましたように、この曲で今年はコンペに参加することにしました。

私、2003年以来、夏場の某コンペだけに参加してきたヘビーユーザー(?)ですから、だいたいどういう選曲がよくて、どういう演奏がいいかというのは、なんとなくわかっているつもりです。

それからいうと、今回の選曲は「大馬鹿野郎」(汗)

それも5月に参加を決め、6月4日に初暗譜。決断が遅かったため、ステップ参加もゼロ。

その後、

 

・6月11日(日)

夕方、カワイさんの試弾会を利用させていただきました。
1週間前に命からがら暗譜したのよりは少しマシになりました(笑)。
うまく弾けるかは別として、動画見ると楽しそうです。


・6月13日(火)

コンペ仲間(他門下)とホール練習、からのランチ。
ここ数年の恒例行事なんですけど、
今日は思いがけなく、アドバイスもいただけて、
おしゃべりも炸裂で(笑)、最高でした。
弾く、聴く、食べる、喋るでセット。


・6月21日(水)
市内某隠れ家的スタジオにて、試弾。
ほぼ休眠状態だったスタンに迎え酒を(違)。
寝ててもスタンです、抜け感が違います。
もっと上手い人にどんどん弾いていただきたいもんです、
私ではもったいない。


・6月23日(金)

昨日から徒歩圏内の友人宅を渡り歩いてます。
やはりフローリングの広い部屋で、屋根上げて弾くと、
全然違うんですよねえ。
自分も屋根上げればいいんですが、
事情により今は屋根が上がりません。

 
 
・・・・という泥縄の「よそんちピアノ」練習を経ての、昨日のコンペ。(1楽章のみ。出入り含め6分の予定)
 
結果からいうと、10人中4位の奨励賞で通過ならずでしたが、盛大にミスもやりましたので、妥当な結果です。
いやむしろ、この曲にたいする出来具合としては、「望外の」点をいただいた感じです。
現時点でやれることは全部やりましたし、練習不足うんぬんはないですけれども、
そんなのは毎回のことで、それでも、いつもはソロの当日の出来は自分比で7割あればいいほう。
 
昨日は、ふだんはまずやらないことをやらかしたというのはありますけれども、
それは本番になったらやってしまう危険性を、どうしてもぬぐい切れなかったところで、
そこを潰せればもう1段階ランクがあがるかな、と。
 
個人的にうれしかったのは、
暗譜の恐怖と一人で弾く嫌悪感がなかったこと。
もちろん会場に行くまではずっと緊張してましたけども、
着いたらそうでもなかった。
こういうのは10年ぶりくらいかもしれないですね。
 
 
コンペのスタッフさん、聴きに来てくれた友人たち、調律師さん、
弾き合い会で聴いてくださった先生方、ピアノを貸してくれた友人たち、家族、
そして師匠・・・・・・・・皆様に感謝を捧げます。