~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

「第10回ベートーヴェンのピアノソナタを弾く会」終了しました

2017年11月24日 14時55分52秒 | コンサート(企画、協力、出演 含む)

 

2017.11.23(木・祝)     ベートーヴェンを弾く会  @純音楽茶房ムシカ

 

【第1部】10:30-11:30 (60)

20番    19番    8番    26番

 

【第2部】11:50-13:00 (70)

8番   14番   17番

 

【第3部】13:10-14:20(70)

1番   4番   13番

 

【第4部】14:30-15:40(70)

24番   23番   17番

 

【第5部】15:50-17:10(80)

6番   10番   29番

 

【第6部】17:20-18:10 (50)

23番   30番

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めでたく第10回です。

ほぼ時間通りの進行で(でも休憩は予定よりも長め)、第5部、6部はお客様もいっぱいで、ステージのピアノ椅子を何脚か下ろすくらいの盛況。H先生のファンがいっぱいでした。

昨年も多かったようですが、会場は昨年よりも広いので、もしかしたら今年の方が多かったのではなかろうか、と。

ここのところ恒例となっていた受験生の参加が今年はなく、その代わり、小学生さん(今回で三回目)、今年初参加の中学生さんが、とってもみずみずしい心洗われるような演奏を聴かせてくれました。こういう場で、好きで弾いてくれる演奏というのは、なにものにも代え難いです。

そのおふたりの後に、29番を弾かせていただいたのですが、初々しいお嬢さんと、みなさまお待ちかねのH先生に挟まれ、まさに「恐縮です」。

そもそも「ちゃんと立派に弾こう」という気持ちはなく、「とにかくここまでやったことをやらせていただきます」というのみでしたので、とくに緊張もせず、ミスも気持ちよくやり、まさに「ハンマークラヴィーアど素人」全開(笑)。巨匠でもプロでもビビるような曲を弾かせていただくだけで「生きててよかった」状態なので、いらんことは考えません。

そうは言っても、反省点は音符の数以上ありますので、次回の演奏機会目指してまた地味に練習していきたいと思います。

昨年、「あなたが弾くなら譲るわ」とH先生より29番を弾く許可を得たというか、「50代前半に1回弾いといたほうがいい」というお言葉をいただき、第29番「ハンマークラヴィア」に取り組んできたわけですが、

正直なところ、とりかかった最初のころ(今年の2~3月あたり)では、1楽章だけでめげそうで、まして全楽章なんて無理、弾いたとしても通常の1.5倍くらいの演奏時間かかるんじゃなかろうか?と思いました。長い入り組んだ小説を毎日少しずつ読むような感じで、ちょっとずつちょっとずつ楽しみにページをめくっていったら、とりあえず最後まではなんとか通るようになっていた・・・とそういう感じです。

そのページめくりに親身になって付き合ってくださった、松本和将先生には心より感謝申し上げます。

  

 

さて、今回は、私の生徒というか友人というかが計4人参加しておりまして、うち3人は初参加。

第1回から共に参加している「戦友」はともかく、あとの3人は、3人合同でレッスンしたり、弾き合いを頻繁にやったり、ホール練習をしたり、数か月かけて準備してきました。自分のことより、この人たちのことの方がはるかに気がかり(笑)。コンクールでもなんでもないわけですけれども、ベートーヴェンを熱く弾き、語る会だからこその「なにか」というところにマッチできる演奏になるよう、心を配りました。個人的にはみんなそういう意味で「いい演奏」だったと思います。打ち上げでも、人生の大先輩とも親しく話ができて良かったのではないでしょうか。

さて、年間のなかでも一番といっていいくらい重要なイベントが終わりました。私自身は引き続き、しばらくはベートーヴェンです。