アネッティワールド

日常の体験から・・・

海峡ビューしものせき

2016年12月02日 00時04分30秒 | 山口県

山口県もいよいよ最終の夜を迎えます。

平家が追いやられた壇ノ浦へも行きたかったのですが

下関に到着したときにはすっかり日も落ちてしまっていました。

チェックインだけ済ませて

下関を一望できる火の山公園に行ってきました

まったく人の気配も無く 怖さを感じる展望台です。

 

部屋に戻って関門海峡を撮ることにしました。

あら  暗い 暗い

 

今度は  明るい 明るい

  トントン

 

そろそろ夕食の準備もできたころなので夜景はここまで

下関までくるとやはり フグ ですよね。

(こちらでは フク と呼びます)

「福」をかけてるんでしょうね。

今はどうかわかりませんが

北海道や東北 関東の方は

フグを食べたことがない人が多かったように記憶しています。

関西ではピンキリですが

フグの専門店が多いんですよ。

昔大分に行くと出すことを禁止されてる

卵巣が食べられたんですって

唐揚げや天ぷらも

茶碗蒸しまでふぐが入っています。

ふぐ料理はてっちり鍋と雑炊が一番好きですね。

 フグは10月から翌3月が旬なんですね。

 フグの王様トラフグからサバフグ・ごまフグまで

随分値段に差があります。

それに養殖と天然も随分差がありますが

現地では、かなり安い価格で食べられるのも

現地まで来た魅力の一つです。

 

ひれ酒につぎ酒も頂き思う存分下関の夜を楽しめました。

明日はあいにくの雨ですがフェリーの時間まで門司をブラブラ散策してきます。

 


角島大橋(つのしまおおはし)

2016年11月29日 00時02分55秒 | 山口県

ちょっともったいぶったようで申し訳ないですが

やっと角島大橋に到着しました。

 

雑誌やネットで頭には十分映像が焼き付いています。

 

 コバルトブルーが一番似合う

 海を駆け抜ける橋と思っています。

海士ヶ瀬公園(あまがせこうえん)に車を止めて

 橋の色 と 海の色 と 空の色 が 同じです。

通行料無料の1780mの架け橋

いろんな角度から撮ってみました。

ちょっとご覧ください。

 

 

 

 

   

 

 

反対側からもパシャ

 

こういう風に日本には有名になった絶景が数え切れないくらいあります。

いったい後どれくらい行けるんだろう。

いったい後どれくらい感動できるんだろう。

 

そのうち、行くのも億劫になったり

体力が無くなったりするんでしょうね。

 

自分としては

 「旅行は健康のバロメーターです。」

 

 

 


龍宮の潮吹 元乃隅稲荷神社

2016年11月24日 00時06分15秒 | 山口県

 「日本海に広がる紺碧の絶景を求めて」のキャッチに吸い込まれるように

訪れた長門~角島 

 

 

 全国屈指の透明度を誇る景色のはずが、厚い雲に覆われていました

 元乃隅稲荷神社

 

 鳥居の赤と草木の緑・ そして空の青が加わればさぞ美しい景色だったことでしょう

 

 

 風のきつい中を下から上へ登ります。

 

 

 

 正面の鳥居の上に賽銭箱が設けてあります。

その賽銭箱に向かって代わる代わる賽銭を投げ入れています。

 案外入るんですね。

何人もの方がチャレンジしてるんですが

ちゃんと入るんです。

さあ いよいよ 角島大橋です。

今回の旅行のきっかけとなった

「一生に一度は見ておきたい場所」に選ばれている所はもう目と鼻の先です。

 

  コバルトブルーは期待できませんが

 ラストの山口県観光をしてきます。

 


千畳敷・カントリーキッチン

2016年11月14日 00時03分40秒 | 山口県

まだ山口の旅は続きます。

仙崎の金子みすゞを名残惜しく後に

西へ向かいます。

大海原を眺めながら休憩しようと千畳敷へやってきました。

北長門海岸国定公園

草原から日本海を見渡せる景勝地と言うことで行ったのですが

どんよりとした天候で景勝地とはほど遠い所でした。

子供たちで賑わっていたのが、救われてたかな?

こんな風のきつい高台に 一件だけお店があるのです。

近づいて中を覗いてみます。

お客さんは誰もいません。

中に入ろうかどうしようか しばらく迷っていたのです。

旅行に来た時の一食はとても重要です。

できるだけ外したくはありません。

思い切って入ることに。

なかなか雰囲気のいい店内です。

日本海が一望できるんです。

お客さんはいませんが、四人ぐらいの従業員がいます。

           

 

「絶景を望む展望カフェ」

     

 

   

 

 カレーと ローストチキンが 人気のようです。

 

  

 ルーは黒目ですがそんなに辛くなくスパイシーなカレーです。

期待以上に美味しかったのでびっくりです。

 

続いて チキン

パリッパリに焼かれたチキンがなんとも香ばしくて

これまた 予想以上に美味しいんです。

    

 

これはラッキーでした。  

風力発電を設置するくらい強風の高台に

たった一件だけオープンしている「カントリーキッチン」

天気には恵まれませんでしたが

食事には恵まれて 旅の思い出の一コマを刻むことができました。

 

 

 


金子みすゞ 記念館

2016年11月11日 00時45分19秒 | 山口県

被写体としてではなく

今回の山口県旅行で一番感動したかも知れません。

いや、感動しました。

 秋吉台を足早に北上します。

長門市の仙崎へ。

道中記

道がよくて走りやすいです。

その上車も信号も少なくてスイスイ。

ナビ設定の7掛けの時間でどこにでも到着します。

このあたりの屋根瓦に注目すると

ピカピカに光った赤茶色の瓦がここかしこに。

瓦の名産地なのかな?と思って調べたら

石州瓦と言うそうです。

 

さてさて到着です。

壁一面に 「金子みすゞ」の写真が。

半月たった今でも

思い出すと グッと こみ上げてきます。

 

やまびこ

 

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。

「ばか」っていうと
「ばか」っていう。

「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。

そうして、あとで
さみしくなって、

「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、だれでも

 

 

 東日本大震災後 ACジャパンで何度も流れてましたね。

 

素直で 可愛くて 可愛くて

たまらなくいい詩です。

26歳という短い人生。

どうして?

何があったの?

 

こんな可愛い詩を作ることができるのに

なぜ自らの命を・・・?

 

資料館で聞いてきました。  見てきました。      みすゞ通り

 

明治36年 ここ仙崎で生まれ女学校時代は成績優秀

二十歳で西条八十から「若き童謡詩人の巨星」と称賛され

二十三歳で結婚 出産 

二十六歳でこの世を去ります。

その短い作家時代に500以上の詩を作ったそうです。

生誕から二十六歳までの生涯を常設展示室で

ゆっくり読ませていただきました。

男運の無い女性だったのですね

 

九十歳を超えるひとり娘ふさえさんは今も

下関か門司で(忘れました)ご健在だそうです。

 

青い海が広がる港町で生まれ育ち

自然の素晴らしさを温かいまなざしで

多くの人に感銘を与えた金子みすゞ。

 

 

小学校の国語の教科書にも掲載しているので

思い出される方も多いのでは?

 

この後門司の喫茶店店主と「金子みすゞ」談義で盛り上がったのもいい思い出となりました。

 

こんなセットを買ってきました。

今夜は冷酒で詩集のおつまみです。