As A Father As A Swim Coach

1970年代にカンボジアで

昨日の新聞の片隅に載っていたポル・ポト派による裁判が30年の年月を経てやっと始まったという記事。
昨日は何気なしに脳の中をすり抜けていった記事が、今日朝練習に向かう車の中でいつも聞いているFM COCOLOのBBCワールドニュースでインタビューを交えてON AIRされていました。
インタビューに応じていたのはポル・ポト派によって夫を虐殺され、収容所で娘を飢えのために亡くした女性。
はじめ、夫はちょっとした質問に答えてもらっているからすぐに帰ってくると伝えられていたのが、いつの間にか同じような家族が集められ、突然「このウィドー・キャンプ」(未亡人の避難所)という言葉に思わず周りを見渡して現実を思い知らされたという言葉。
そして、ある朝早く、娘が「お母さん、今日は何か食べさせてもらえる?」という言葉とともに目を閉じて、そのまま天国へ召されてしまったこと。
その女性は、30年前にカンボジアの農村で起こった、ポル・ポト派による絶望の日々のことを、まるで昨日のことのように涙を流しながら話していました。

私は涙が止まらず、プールへついてもしばらくテンションがあがらないまま。

今、こうして選手と向き合えていること、家族が元気でいることにあらためて感謝し、今日のコーチという仕事をありがたく始めました。
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