日経は、ときどき目を見張るようないい記事が出ていることがある。
ちょっと前の3月24日の15面の記事がそうである。
サマンサタバタジャパンリミテッドの社長、寺田和正さんの記事。
タイトルは、「好きな人」を大切にである。
タイトルを始め見たとき、ちょっと違和感を感じた。
違和感を感じたのは、「誰とでも仲良くしましょうね!」と教えられて育ってきたからだろう。
だが、記事を読んですごくいい記事だ、「永久保存版」だと思った。
とてもいい記事なので、引用しながら紹介する。
寺田社長は、25歳で起業した。
「もともと好き嫌いの激しい人間ですが、三十歳まではうそつきや悪い人だと分かっていても、一応、付き合うのが仕事だと割り切っていました。でも、いろいろなことがあり、三十歳を過ぎてからは考えを変えました。嫌いな人と会う必要はないなと。こう決断すると世界が一挙に広がりました。会食はともて楽しく、お酒もおいしくなりました。」
著者はもともと警戒心が強いとのこと。
(私と一緒(笑))
この記事のいいのが、後段である。
「半年に一回くらい、人のたな卸しをします。まず、「心の友」をリストアップ。次に最近、会った人、会えなかった人に分けて、ごぶさたの人に会いに行きます。仕事はインプットとアウトプットです。いい出会いは大事にしないと。」
キーワードは、嫌いな人と会う必要はないである。
最初この記事を見て、正直ぎょっとした。
だが、よく考えると寺田社長の考えは的を得ている。
リフォームも実は「棚卸し」。
永年同じ家で生活していると、どうしてもものが増える。
私がサンウェーブのシステムキッチンを選んだのは、幅が広い収納スペースで「好きな物を残しておける」ということにつきる。
特に、調理器具の収納に優れている。
義母が永年使ってきた「好きな」調理器具をそのまま残しておける。
だが、一方で不要なものもたくさんある。
そうしたものを捨てるか捨てないか。
判断で困ったら、「好きか、嫌いか」で判断すればいいことになる。
リフォームの業者選びもそう。
どちらにしようか迷ったら、担当者が好きか嫌いかで判断すればいい。
もっと、根本的なことは、リフォームをするか新築するかまよったらどうすればいいか。
買い換えるか、その場所に住み続けるかどうすればいいか。
その土地が好きか嫌いか?
その家が好きか嫌いか?
その地域が好きか嫌いか?
隣近所の人たちが好きか嫌いか?
住んでいる都道府県が好きか嫌いか?・・・
とにかく、好きか嫌いかで、判断すればいい。
嫌いをやめて全部好きにすればいいのだ。
ところが、この日経の記事には具体的にどうするか方法が書いてない。
たまたま、面白そうな本だと思って、ネットで買った、
本田健著「幸せな経済自由人という生き方」ライフスタイル編(ゴマブックス:本体619円+税)に具体的な方法が書いてあった。
61頁から方法が書いてある。
紙の左半分に嫌いなことを書き、右半分に好きなことを書くという実に単純な方法。
私もやってみた。
まず、紙を1/2に折って2等分する。
左半分に嫌いなことを書いた。
次に、右半分に好きなことを書く。
嫌いなことを書けば、右半分は簡単だ。
左半分の反対を書けばいいからだ。
著者の吉田氏は、
「嫌いな仕事。住みたくない家。一緒にいたくない人たち。自分の嫌いな環境。それをこと細かに書き出してみましょう。」
と言っているので、その通り素直に書き出す。
すると、見事に現在の自分の姿がそこに現れる。
やってみてびっくりしたのは、今まで自分があるものは「好き」と勘違いしていたことだ。
実は、それは左半分の「嫌い」の中に入ってしまった。
しかも、それが全体として非常に大きな比重をしめていた。
自分がこれから、何をすればいいかクリアーになった瞬間だった。
何だ、自分はこの「嫌い」に思い悩まされていたのだと悟った。
それが、分かればやることはもう見えている。
自分にとって、何が「嫌い」かが見えれば、どうすればいいか。
後は、実行のみ。
その「嫌い」と反対の「好き」をすればいいからだ。
幸い、私の場合ほとんど、右側の「好き」が実現していた。
そんなに求めるレベルが高くないので(笑)。
しかし、左側の「嫌い」の一つが「大嫌い」だった。
でも、なんだか心が晴れ晴れした。
その「大嫌い」の反対である「大好き」をしていこうと決心したから・・・。
リフォームのポイントは、もちろん住みたくない家だ。
紙の左半分に「住みたくない家」をどんどん、書きあげていけばいい。
すると、右側に「住みたい家」が見えてくる。
あとは、行動するだけである。
この方法を知っていれば、されらにいいリフォームができたかも知れない。
(十分満足のいくリフォームはできたが・・・)
これから、リフォームする人は、是非リフォーム前に読まれることをお勧めします。
このほか、124頁では「毎日の生活に、システム作ろう」とも書かれています。
要は、「毎日繰り返ししている部分をシステム化すれば、ずいぶん無駄な動きが減る」ということです。
「システム」キッチン、「システム」バス、「システム」収納などみなシステムです。
余談が長くなりましたが、ポイントは紙を1/2に折って「好き」「嫌い」を書くだけ。
人生ががらっと変わります。
リフォームもがらっと変わるでしょう。
これからも、ときどきやってみようと思っています。
ちょっと前の3月24日の15面の記事がそうである。
サマンサタバタジャパンリミテッドの社長、寺田和正さんの記事。
タイトルは、「好きな人」を大切にである。
タイトルを始め見たとき、ちょっと違和感を感じた。
違和感を感じたのは、「誰とでも仲良くしましょうね!」と教えられて育ってきたからだろう。
だが、記事を読んですごくいい記事だ、「永久保存版」だと思った。
とてもいい記事なので、引用しながら紹介する。
寺田社長は、25歳で起業した。
「もともと好き嫌いの激しい人間ですが、三十歳まではうそつきや悪い人だと分かっていても、一応、付き合うのが仕事だと割り切っていました。でも、いろいろなことがあり、三十歳を過ぎてからは考えを変えました。嫌いな人と会う必要はないなと。こう決断すると世界が一挙に広がりました。会食はともて楽しく、お酒もおいしくなりました。」
著者はもともと警戒心が強いとのこと。
(私と一緒(笑))
この記事のいいのが、後段である。
「半年に一回くらい、人のたな卸しをします。まず、「心の友」をリストアップ。次に最近、会った人、会えなかった人に分けて、ごぶさたの人に会いに行きます。仕事はインプットとアウトプットです。いい出会いは大事にしないと。」
キーワードは、嫌いな人と会う必要はないである。
最初この記事を見て、正直ぎょっとした。
だが、よく考えると寺田社長の考えは的を得ている。
リフォームも実は「棚卸し」。
永年同じ家で生活していると、どうしてもものが増える。
私がサンウェーブのシステムキッチンを選んだのは、幅が広い収納スペースで「好きな物を残しておける」ということにつきる。
特に、調理器具の収納に優れている。
義母が永年使ってきた「好きな」調理器具をそのまま残しておける。
だが、一方で不要なものもたくさんある。
そうしたものを捨てるか捨てないか。
判断で困ったら、「好きか、嫌いか」で判断すればいいことになる。
リフォームの業者選びもそう。
どちらにしようか迷ったら、担当者が好きか嫌いかで判断すればいい。
もっと、根本的なことは、リフォームをするか新築するかまよったらどうすればいいか。
買い換えるか、その場所に住み続けるかどうすればいいか。
その土地が好きか嫌いか?
その家が好きか嫌いか?
その地域が好きか嫌いか?
隣近所の人たちが好きか嫌いか?
住んでいる都道府県が好きか嫌いか?・・・
とにかく、好きか嫌いかで、判断すればいい。
嫌いをやめて全部好きにすればいいのだ。
ところが、この日経の記事には具体的にどうするか方法が書いてない。
たまたま、面白そうな本だと思って、ネットで買った、
本田健著「幸せな経済自由人という生き方」ライフスタイル編(ゴマブックス:本体619円+税)に具体的な方法が書いてあった。
61頁から方法が書いてある。
紙の左半分に嫌いなことを書き、右半分に好きなことを書くという実に単純な方法。
私もやってみた。
まず、紙を1/2に折って2等分する。
左半分に嫌いなことを書いた。
次に、右半分に好きなことを書く。
嫌いなことを書けば、右半分は簡単だ。
左半分の反対を書けばいいからだ。
著者の吉田氏は、
「嫌いな仕事。住みたくない家。一緒にいたくない人たち。自分の嫌いな環境。それをこと細かに書き出してみましょう。」
と言っているので、その通り素直に書き出す。
すると、見事に現在の自分の姿がそこに現れる。
やってみてびっくりしたのは、今まで自分があるものは「好き」と勘違いしていたことだ。
実は、それは左半分の「嫌い」の中に入ってしまった。
しかも、それが全体として非常に大きな比重をしめていた。
自分がこれから、何をすればいいかクリアーになった瞬間だった。
何だ、自分はこの「嫌い」に思い悩まされていたのだと悟った。
それが、分かればやることはもう見えている。
自分にとって、何が「嫌い」かが見えれば、どうすればいいか。
後は、実行のみ。
その「嫌い」と反対の「好き」をすればいいからだ。
幸い、私の場合ほとんど、右側の「好き」が実現していた。
そんなに求めるレベルが高くないので(笑)。
しかし、左側の「嫌い」の一つが「大嫌い」だった。
でも、なんだか心が晴れ晴れした。
その「大嫌い」の反対である「大好き」をしていこうと決心したから・・・。
リフォームのポイントは、もちろん住みたくない家だ。
紙の左半分に「住みたくない家」をどんどん、書きあげていけばいい。
すると、右側に「住みたい家」が見えてくる。
あとは、行動するだけである。
この方法を知っていれば、されらにいいリフォームができたかも知れない。
(十分満足のいくリフォームはできたが・・・)
これから、リフォームする人は、是非リフォーム前に読まれることをお勧めします。
このほか、124頁では「毎日の生活に、システム作ろう」とも書かれています。
要は、「毎日繰り返ししている部分をシステム化すれば、ずいぶん無駄な動きが減る」ということです。
「システム」キッチン、「システム」バス、「システム」収納などみなシステムです。
余談が長くなりましたが、ポイントは紙を1/2に折って「好き」「嫌い」を書くだけ。
人生ががらっと変わります。
リフォームもがらっと変わるでしょう。
これからも、ときどきやってみようと思っています。