リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

紙1枚で、人生ががらっと変わる・・・ リフォームも最適にできる

2008-04-08 07:42:58 | Weblog
日経は、ときどき目を見張るようないい記事が出ていることがある。

ちょっと前の3月24日の15面の記事がそうである。
サマンサタバタジャパンリミテッドの社長、寺田和正さんの記事。

タイトルは、「好きな人」を大切にである。

タイトルを始め見たとき、ちょっと違和感を感じた。
違和感を感じたのは、「誰とでも仲良くしましょうね!」と教えられて育ってきたからだろう。

だが、記事を読んですごくいい記事だ、「永久保存版」だと思った。
とてもいい記事なので、引用しながら紹介する。

寺田社長は、25歳で起業した。
「もともと好き嫌いの激しい人間ですが、三十歳まではうそつきや悪い人だと分かっていても、一応、付き合うのが仕事だと割り切っていました。でも、いろいろなことがあり、三十歳を過ぎてからは考えを変えました。嫌いな人と会う必要はないなと。こう決断すると世界が一挙に広がりました。会食はともて楽しく、お酒もおいしくなりました。」
著者はもともと警戒心が強いとのこと。
(私と一緒(笑))
この記事のいいのが、後段である。
「半年に一回くらい、人のたな卸しをします。まず、「心の友」をリストアップ。次に最近、会った人、会えなかった人に分けて、ごぶさたの人に会いに行きます。仕事はインプットとアウトプットです。いい出会いは大事にしないと。」

キーワードは、嫌いな人と会う必要はないである。

最初この記事を見て、正直ぎょっとした。
だが、よく考えると寺田社長の考えは的を得ている。



リフォームも実は「棚卸し」。

永年同じ家で生活していると、どうしてもものが増える。
私がサンウェーブのシステムキッチンを選んだのは、幅が広い収納スペースで「好きな物を残しておける」ということにつきる。
特に、調理器具の収納に優れている。
義母が永年使ってきた「好きな」調理器具をそのまま残しておける。

だが、一方で不要なものもたくさんある。
そうしたものを捨てるか捨てないか。

判断で困ったら、「好きか、嫌いか」で判断すればいいことになる。

リフォームの業者選びもそう。
どちらにしようか迷ったら、担当者が好きか嫌いかで判断すればいい。

もっと、根本的なことは、リフォームをするか新築するかまよったらどうすればいいか。
買い換えるか、その場所に住み続けるかどうすればいいか。

その土地が好きか嫌いか?
その家が好きか嫌いか?
その地域が好きか嫌いか?
隣近所の人たちが好きか嫌いか?
住んでいる都道府県が好きか嫌いか?・・・
とにかく、好きか嫌いかで、判断すればいい。

嫌いをやめて全部好きにすればいいのだ。



ところが、この日経の記事には具体的にどうするか方法が書いてない。

たまたま、面白そうな本だと思って、ネットで買った、
本田健著「幸せな経済自由人という生き方」ライフスタイル編(ゴマブックス:本体619円+税)に具体的な方法が書いてあった。

61頁から方法が書いてある。
紙の左半分に嫌いなことを書き、右半分に好きなことを書くという実に単純な方法。

私もやってみた。
まず、紙を1/2に折って2等分する。
左半分に嫌いなことを書いた。
次に、右半分に好きなことを書く。
嫌いなことを書けば、右半分は簡単だ。
左半分の反対を書けばいいからだ。

著者の吉田氏は、
「嫌いな仕事。住みたくない家。一緒にいたくない人たち。自分の嫌いな環境。それをこと細かに書き出してみましょう。」
と言っているので、その通り素直に書き出す。

すると、見事に現在の自分の姿がそこに現れる。

やってみてびっくりしたのは、今まで自分があるものは「好き」と勘違いしていたことだ。
実は、それは左半分の「嫌い」の中に入ってしまった。
しかも、それが全体として非常に大きな比重をしめていた。

自分がこれから、何をすればいいかクリアーになった瞬間だった。
何だ、自分はこの「嫌い」に思い悩まされていたのだと悟った。

それが、分かればやることはもう見えている。
自分にとって、何が「嫌い」かが見えれば、どうすればいいか。
後は、実行のみ。

その「嫌い」と反対の「好き」をすればいいからだ。

幸い、私の場合ほとんど、右側の「好き」が実現していた。
そんなに求めるレベルが高くないので(笑)。
しかし、左側の「嫌い」の一つが「大嫌い」だった。
でも、なんだか心が晴れ晴れした。

その「大嫌い」の反対である「大好き」をしていこうと決心したから・・・。



リフォームのポイントは、もちろん住みたくない家だ。

紙の左半分に「住みたくない家」をどんどん、書きあげていけばいい。
すると、右側に「住みたい家」が見えてくる。

あとは、行動するだけである。



この方法を知っていれば、されらにいいリフォームができたかも知れない。
(十分満足のいくリフォームはできたが・・・)
これから、リフォームする人は、是非リフォーム前に読まれることをお勧めします。

このほか、124頁では「毎日の生活に、システム作ろう」とも書かれています。
要は、「毎日繰り返ししている部分をシステム化すれば、ずいぶん無駄な動きが減る」ということです。

「システム」キッチン、「システム」バス、「システム」収納などみなシステムです。



余談が長くなりましたが、ポイントは紙を1/2に折って「好き」「嫌い」を書くだけ。
人生ががらっと変わります。
リフォームもがらっと変わるでしょう。



これからも、ときどきやってみようと思っています。









一般国道を走る3つの安心

2008-04-04 07:59:56 | Weblog
①両親が安心
②自分が安心
③万一が安心
この3つの安心を一般国道を走るとことで、えることができる。

①両親が安心
前回少し書いたが、国道沿いのそば屋によったときのこと。
母が、席を外している。
トイレに行っているのだ。
店員がやってきて、
「どうされましたか?」
と、一言聞いてくれる。
「トイレです。注文ちょっと待ってください」
と言える。

こちらとしては、狭い店内どこにいるのか把握できるから、心配無用。
あの巨大なサービスエリアでは、目が離せない(笑)
母もドキドキ、こちらもドキドキ。
トイレからなかなか出てこないときなど、何かあったのではないかと心配になってしまう。

そんな心配が一切ない。
しかも、店員が声をかけてくれる。
こちらが「忘れていても」時々注意喚起してくれる。
こんなサービスは小さいからこそ。
店内全部に目が届いているのだ。


②自分が安心
高速を走っていると、横見ができない。
最近は、追い越し以外時速100kmを出すことはほとんどない。
時速100kmでは、一瞬のよそ見がそれこそ命取り。
スピードが速いと、差し迫った危険を回避する時間がない。
それが、分かっているからどうしても緊張して長時間運転すると疲労が蓄積する。
走行車線を流れに乗り時速80kmで走行していれば、いくらか安心する。

だが、一般国道なら最高時速50km。
例外もあるだろうが。
この速度は、実に安心。
年取った父は、高速に乗るたびに、
「ゆっくりでいいからね」
と、繰り返し私に言う。
最近は、父と同じことを息子に言っている。
人間どうしても年をとると、いろいろなことが分かるようになる。
年の功で、先が見えるようになる。

高速(速いスピード:場所により異なるが)で走れば、何らかの危険があったとき避けることができない。
父は高速で走っていると事故を起こすということを直感的に理解できる。

だから、一般国道を走っているときは、父は、
「ゆっくりでいいからね」
と、一言も言ったことがない。
運転している自分も、危険を避ける余裕がある。
その気持ちが父に伝わるのか、父は後部座席ですやすや眠っている。

③万一が安心
高速を走っていて、一番不安なのはあの橋桁が落下しないかということだ。
阪神淡路大震災の映像を見ていると、ああなってしまったら誰も助けに来てくれないなと覚悟を決めるほかない。
その後、全国で橋脚が補強された。

しかし、橋桁の落下の危険性はむしろ心配が高まった。
先日の朝日の記事によると、「シース」の強度不足が発覚した。
私は、この部品は橋桁と橋桁をつないで、橋桁を落下しないようにする鋼鉄製の線を外側から保護する部品(ストローみたいなもの)と理解した。
ほんとに強度不足で大丈夫なのか。
鋼線を「さび」や振動時の「摩擦熱」から守る重要な働きがあるように思った。
その「シース」の強度がないと言うことは、いつ鋼線が切れてもおかしくないということだ。
いつ、振動や水による腐食で橋桁と橋桁をつないでいる鋼線が切れて、橋桁が落下するか分からないということ。
しかも、シースはその最後の命綱である「鋼線」を保護するもの。
「命綱」が「命綱」でないということ。
吊り橋のワイヤーが切れるとどうなるかは、アメリカのどこかの吊り橋の落下で見た。
大地震がいつくるか分からないこの国。
いつ鋼線が切れて、橋桁が落下するかもしれない高速の橋桁の上を走るのはこわすぎる。

ただでさえ、高い所が嫌いな父はそんなことを知ったら、絶対通るなというだろう。
しかもわざわざお金を払って。

お金を払って「安心」を買うのなら分かる。
だが、事実は逆。
お金を払って「安心」を捨てている。
お金を払って「不安」を買っている。

一般国道を走るなら、そんな心配はほとんどいらない。



我が家のリフォームは、何のためにやったか。
「安心」のためである。
お金を出して安心を買ったのである。

IHにしたのは、火を出して、隣近所に迷惑をかけないためである。
火を出せば、まず住めなくなるから。