リフォーム徒然なるままに Reform turezure naru-mamani

我が家のリフォーム日記です。忘れないように記録していきます。参考になれば幸いです。

リフォームは家族の絆を強める

2006-06-29 23:35:21 | Weblog
食事は、ダイニングのテーブルから、居間のこたつに移ったと書いた。
と言っても、絨毯敷きの洋間に夏は使わないこたつをおいたものだ。

今朝も、そこで妻と私、そして母(妻の母)と3人で食事をした。

しかし、何かがいつもと違う。

いつもなら、私はテーブルの上の新聞を読み、妻は広告に目を通す。
母は、下を向いたままの妻に何か一生懸命話している。

それが、ダイニングのテーブルの上やその周囲は、キッチンの什器の中に入っていたものであふれかえっているので、広いテーブルは使えない。

こたつの周りに座った3人の話題は、自然とリフォームで今日はどうなるかとか、リフォームしたシステムバスの使い勝手とか、大工さんの話など関心が一つになっている。

確かに、リフォームは大変である。キッチンの中に入っていたものを運ぶのは自分でやるしかない(Xさんはやってもいいといってくれったが、そこまで甘えることはできない)。

でも、そうだからこそ、いつもはうわの空の会話が、中身のある家族の話になっている。

昨日は、玄関の床がきれいになった。
今日はキッチンの壁ができた。

そうした一つ一つの出来上がっていく過程が楽しい。

それを80代の後半を迎えた母が自分のことのように、毎日帰ると報告してくれる。

実は、リフォームの業者を決めたのには、この母が大きな役割を果たしている。

それは、今度書く。








建物の耐震性は大丈夫か

2006-06-28 21:28:22 | Weblog
システムバスにして、確かによかった。
内装や設備は。

しかし、一つ心配なことがある。

それは、システムバスが横向き0.75坪のスペースに入らないため、柱を一本切ったことである。

たしかに、リフォーム業者のXさんは、システムバスが入らないので、リフォームするする前の浴室入り口ドア横にあった柱を切り取っていいかと聞いてきた。

しかたがないので、「いいです」と答えたものの、切ったあとを見ると確かに2階の梁を支えていた1本の柱だったのである。

おまけに、「梁を補強するのでいくらか余分にかかります」という。
私はXさんを信頼していたので、「分かりました」と答えるしかなかった。

さらに、リフォームする前の浴室入り口のドアの框も痛んでいたので、切り取られている。その下の基礎の上にある木も一部切り取られている。

梁は確かに補強されていたが、それ以外がどうなったか分からない。

仕事から帰ってきて見ると、既に床板でふさがれていて見ることが出来ないからである。

あとで、Xさんに聞いてみればいいのだけれど、仕事をしながらリフォームすると業者を信用するしかない。

ただ、素人目には、リフォーム前より若干耐震性は落ちているような気がする。
たとえ、梁が補強されたとはいえ、柱が一本切り取られているのだから。
しかし、きれいなシステムバスにするには多少の「犠牲」は、しかたがないのか?

もし、リフォーム中に家にいることができれば、こうした一つ一つを業者に聞いて確認していくことが大切だと思う。



期待していなかったシステムバス

2006-06-27 22:40:47 | Weblog
リフォームと決めたが、業者はまだ決まっていなかった。
どのようにして業者を決めたかは、いずれ書く。

今は、先週の土曜日には使えるようになった、システムバスのことについて。

実はシステムバスにはほとんど期待していなかった。
なぜなら、我が家の0.75坪のスペースではどこのショールームのシステムバスを見ても、古いタイル張りの風呂より狭くて、安っぽく見えたからである。
ちょっと満足するようなシステムバスだと、一坪は必要だった。

しかし、一坪では我が家の場合、道路側に0.25坪張り出さなくてはならない。
これは、美観を損ねるし、家の回りを通れなくなるので、考えられなかった。

特に、バスタブの長さはリフォームする前より小さくなるように思えた。
また、システムバスの壁は、それまでのタイルの壁に比べ、なんだかホテルのバスルームのようで(高級なホテルには泊まったことがないので分からない)、どう見ても安っぽく見えてしかたがなかった。

リフォームするのに、前よりグレードダウンするのでは意味がない。

仕方なく、業者に紹介してもらった中で、最もバスタブの長さがとれるA社のシステムバスにした。

このシステムバスの良いところは、壁側にバスタブが食い込むようになっているので、その分バスタブの長さがとれることだった。

実際、ショールームのバスタブに入ってみて(もちろん洋服は着たまま)、これならバスタブに関しては満足できそうだと思った。

しかし、「周囲の壁や床は今までのタイルの方がずっと高級じゃないか」と思っていた。

キッチンは一応満足できるものにしたから、風呂は「まあいいか」というところであった。
床の色や、壁の色はバスタブの色にあわせて適当に決めた。

100点満点で言えば、50点でいいやと思っていた。

16日の金曜日に出来上がる予定だったのが、浴室暖房・乾燥機の電気工事が一部残っていたため、出来上がったのは翌土曜日。

しかし、出来てみてびっくり。期待値は50点だったのが、実現値は99点だった。

妻からは、「すごくいい色ね、落ち着いていて上品だわ」とほめられた。
「天井も高くて広々しているわね」と満足げであった。

まったく期待していなかったので、予想外だった。

実際、入ってみて良かったのは、
浴槽を薄いブラウンにして、それにあわせて正面をそれより薄い色のブラウン、床を濃いブラウン、側面は白にして全体を落ち着いた基調にしたことが良かった。

バスタブに入っていて、すごく落ち着く。

足が、リフォーム前より長く伸ばせる。

もう一つ良かったのは、リフォーム前のコントローラーにはデジタル時計がついていたが、それがなくなったことだ。
時間を気にしないで、風呂に入れるというのは、こんなにもリラックスするものなのか。

シャワーと蛇口の水量も比較にならない。
短時間で水をくむことが出来るし、シャワーをかけることができる。

でも、座椅子はリフォーム前のもの。
高さが低いので、腰をかがめないと体を洗えない。
なかなか起きあがれない。
水をくむのも一苦労。

リフォーム前の座椅子を一日使って理由が分かった。
年をとると座椅子が低いのは、体に負担がかかるのだ。

翌日、座面の高さ31cmの座椅子を買ってきて座ってみると水をくむのも、体を洗うのも楽々出来る。
それで、水くみ台がこれほど高くなっているのだ!

以前から不思議だったのが、スーパー銭湯などの座椅子の高いことであった。
なぜ、こんなにたかいのだろうと?
そう、年寄りに優しくしてあるのだ。

ただ、良いことばかりではない。それは、明日書く。










妻の一言で決めたリフォーム

2006-06-27 20:04:38 | Weblog
話が少しさかのぼる。
今日は始めに、どうしてリフォームすることに決めたか、話す。

我が家は築30年にもなろうとしている木造一戸建て。
ローカル線の駅からは15分以上もかかる。

私は、できれば建て替えか駅近の新築を希望していた。

だから、日曜日になると一人で駅近の一戸建てを見て歩いた。

中年だけれど、まだ退職までは何年かある。
その間、通勤を考えると理想は駅まで5分である。

しかし、何かぴんとこない。
どれもこぎれいなのだけれど、今住んでいる家に比べて一回り狭い。
まるで、京間から江戸間に移ったような感じである。

壁はクロスが多く、我が家の木製合板の壁のように簡単に拭き掃除とはいかない。

それでも、私は新築にこだわっていた。

30年近く住んだ家のキッチンは、油汚れでどこもべとべと。
キッチンの窓も油で黒ずんでいる。

風呂場はタイル張り。
一部はかけて、充填材で補修している。
掃除をすればまだきれいに使えるが、冬は寒くてしようがない。
おまけに、夏になるとトラップのない排水管からはくさい臭いが漂ってくる。

この際、売ってでも駅近の新築にしたいと考えていた。

時々私と一緒に見ていた妻も、ある駅近新築はとても気に入っていた。
駅から何と3分。
こんな好条件はないと思った。
値段を200万くらい値切ってみたら、OKという返事だった。
よし、買おう。

あと一歩だった。

その時、妻が言った。
「でも、この家には3人の子どもたちを育てた思い出がいっぱい詰まっている」

これには、私も勝てなかった。

この一言で、リフォームすることに決まった。






水がすこしあれば暮らせる

2006-06-26 22:47:37 | Weblog
リフォームして、キッチンが使えなくて最初は困った。

でも、案外エコな生活を送ることができる。
水が使えないので、できるだけ食器を使わないようにする。

だから、妻の考えた昨日の日曜日の昼食はカレー。
食器は、皿とスプーンとコップ。

レトルトのカレーを、居間の椅子の上に置いた電子レンジでチン。
けっこういける。

思わず、「うまい」と失言する。

洗うのは、一人3点だから洗うのも簡単。

庭の流しに置いたおけに水を張り、中にどぶん。
あとは、洗剤も使わずに手で洗って、わずかな水をホースから流してすすいで終わり。

その間2,3分。

大震災が来ても、飲み水と少しの水さえあれば何とか暮らせる!

何より大発見だったのは、それらがわずか6畳程度の空間でできたことだ。

江戸の庶民の生活は、超省スペースで、超省力の最先端だったんだ。
それが、実感できたことが何より嬉しかった。






顔が妙に近い

2006-06-26 21:56:06 | Weblog
うちでは、今リフォームをしている。
先週の土曜日からキッチンが使えない。

リフォームして分かった。
キッチンが使えないってことは、水が使えないということ。

しかし、なんだか楽しい。

今日の夕食は、妻がスーパーで買ってきた寿司やおこわのパック。
ダイニングのテーブルが使えないので、居間にあるこたつで座って食べる。

テーブルでは距離があったのに、居間のこたつでは、足があたる近さ。
妻の顔も妙に近い。
お互い中年なのに、なんだか新婚になった気分。

21日の水曜日からリフォームを始めて、今日は月曜日。
と言うことは今日で6日目。

リフォームをしていると毎日、新鮮で驚くことばかり。

そんな毎日を「リフォーム徒然なるままに」と題して、自分のために書いていきます。